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ジオンの兵器は実に日本的:標準化を進めた連邦に負けるのは必然

ガンダムの世界において、未だ人気があるのは一年戦争の世界線ではなかろうか。
1978年に誕生した初代ガンダムは、2001年から2011年にかけてはガンダムORIGINが展開された。
シャア・アズナブルはガンダム界きっての英雄であり、彼のモビルスーツはその殆どが専用機でもある。
しかし、ジオンのモビルスーツというものをIT的な視点で見て見ると、ジオンが連邦に勝てなかったのはある意味で必然であったのかもしれない。

IT的に見てシャア専用ザクを作るのは良いことなのかどうか

専用機の多いジオンのモビルスーツ

ジオンのモビルスーツを見て見ると、全体的に専用機や特化型、ニュータイプ依存のものが多い。
ご存じシャアはザクからズゴック、サザビーに至るまで、乗ったモビルスーツの殆どが専用機だ。更にギレンの野望ではザクⅡでもガルマ、ドズル、シン・マツナガ等が専用機を作れる。ギャンはマクベ専用があるし、ゲルググだってシーマ・ガラハウ専用があるなど、実にジオンのモビルスーツはカスタマイズされた機体が多い。
それだけではなく、パイロットに強い負荷が掛かるEXAMシステムを搭載したイフリート、ニュータイプにしか使えないサイコミュ・システムを搭載した兵器など、特定のパイロットしか乗れない機体は非常に多い。また、用途が特化された兵器も豊富だ。グラブロは水中専用、ズゴッグやゴッグは水中でこそ速いが地上ではあまり速くはないし、ドムなど宇宙用と陸専用が完全別で、互換性が無い。ザクの次に宇宙・地上共に戦える汎用兵器は、実にゲルググまで待たなければならなくなってしまった。

専用兵器の少ない連邦軍:陸戦型ガンダムは地上ガンダムの名作

ジオンとは対照的に、連邦のモビルスーツは標準化が進んだのではなかろうか。
アムロ・レイはガンダムに乗るのだが、実質的にアムロ専用化したようなものとは言え、ガンダムの武装は簡易版としてジムにも流用されている。
更に地上戦に限って言えばガンダムも量産化され、陸戦型ガンダムは状況に応じて武装も変化できるという可用性も持つ。サイコミュ兵器を搭載したのはサイコガンダム、νガンダムと少なく、特定の人しか使えない兵器というのは殆ど作っていないのだ。この連邦のモビルスーツ開発の観点はアノー博士にも継承されており、F91は決してシーブック・アノーだけが使えるようなガンダムにはなっていない。ヴェスバーはニュータイプでなくとも扱えるし、現にシーブックが鉄仮面と戦った10年後、F91は量産されることとなる。尤も、その頃にはハリソン・マディン専用のF91が存在しているが…。

日本のSI産業が作るアドオンモンスター:グローバルスタンダードに負けるのは必然だ

なぜITという舞台を巡って日本は負け続けるのであろうか。これはどうもジオンの兵器と似たような何かを感じるものがある。
グローバルスタンダードでは「人間がシステムに合わせて業務の仕方を変える」のが基本だ。もちろん、あらゆる業務で、何から何まで標準化というのは不可能であろう。だが、どんな業務にも「共通している部分」というのはある。そういうものは標準パッケージをそのまま導入した方がコストも安く、保守性も良い。
問題は日本の場合「人に合わせてシステムを作る」ということをしていることだ。人に合わせてカスタマイズを行ってしまうため、殆ど使われないコードが書き足され、コストが掛かり、保守性も悪くなる。いわゆるアドオンモンスターの誕生である。
まるで「シャアのためだけに専用ザクが作られ、ランバ・ラルのためだけにグフ・カスタムを作る」というようなことをやっているのだが、ではシャアがケガで出陣できなくなり、ランバ・ラルがギックリ腰にでもなって療養することになったら誰が乗るのか。もっと言えばメンテナンスも特定の人間しかできない兵器では無いのか。
そりゃたまたまジオンはエース・パイロットが多いから専用機作ってても何とか1年凌げたかもしれないが、現実の労働現場にはエースなんてそう多くないのだから、人に合わせてシステムを作ってはいけないのである。まして、本当に自社の強みを活かすためにパッケージソフトでは対応できない場合、システムは自社で自製し、ITベンダーへの依存度は極力下げるのが望ましいのではなかろうか。
そう言えば日本の大きな組織では大抵マクロExcelが存在するが、これらのマクロモンスターは一体誰が管理できるのであろうか・・・。

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就労形態   2021/05/08   センチュリー・大橋

人力車に遠く及ばぬIT営業:IT業界にいるがITは素人

観光都市にも行けば人力車を見ることは少なからずあるだろう。
新型コロナ感染拡大に伴う鎖国、緊急事態宣言に伴う移動の自粛要請などで、すっかり需要が低減しているが、しかし人力車は文化の守り手として重要な存在である。
なんでも人力車の車体は180万円掛かるそうであるが、仕事としての人力車というのは、実に高度な技術を要する仕事と言えるだろう。
まず見ての通り体力が必要だ。基本的に2人乗せの車を押して走り、坂道の昇り降りをしなければならない。それだけで足に負担の掛かる作業であることはわかるだろう。だが、そもそも人を乗せるための過程が大変だ。まず人力車サービスを使ってもらうためには、キャッチをしなければならない。キャッチをしなければ、そもそも出発点に立てないのだ。

人力車の仕事とは体力と知識と話術の総合力

人力車という仕事が如何に高度な仕事か。これはサービス納品までの過程で行うことを見て見ると、どれだけの力のいる作業かが良くわかる。

❶潜在利用者を見分ける眼力
❷キャッチの際に見込み客と行うアイスブレイク
❸120Kgの重量を押しながらたくさんの距離や坂道を歩ける体力
❹街の歴史や行事についてガイドできる知識
❺乗客を退屈させないトーク力
➏所定の場所まで客を『安全に』送り届ける注意力

こうして並べて見ると、人力車の仕事が如何に高度な仕事か良くわかるのではないか。
上の❶~➏のどれかが欠けても人力車の仕事は成立しえないもので、これをITの仕事に置き換えるとこうなる。

①自分で見込み客リストを見分ける
②自分で商談に臨んで契約を取る
③自分が自ら要件定義・コーディングを実施する
④自分で保守運用まで実施する

こんな具合になり、営業・開発・保守運用と、実に幅広いことをソツなくこなすことになる。こうなると最早スーパーマンの類である。

己を知らず客をも知らずで万事危うき

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とはビジネスでもよく言われることなれど、ことIT営業は「己を知らず客をも知らずで万事危うき」に等しい困ったことをする手合いがいる。そもそも「己を知る」者がどれだけいるのか。
人力車であれば、自分の働く街についての歴史を学び、どのような者が顧客になり得るかを見定めながら業務に当たっている。人力車が二人乗りであることからも、大まかに見ると2人組の旅行客に声を掛けることが多い。
ではIT営業はどうだ。必ずしもプログラミングやネットワークを知っている必要は無い。知っていなくても業務は出来てしまう。
「業務が出来るならそれで良いじゃないか。」
そう思われる人もいるかもしれない。そう、プログラムもサーバーもネットワークも、殆ど知識が無くても何故か業務は出来てしまう。ここが問題なのだ。
困ったことにSIerの営業は客に嘘を付くことが多々ある。日常茶飯事と言っても良いかもしれない。同じ会社の実務部隊がどんな働き方をしているかも知らずに契約を取った結果、プロジェクトが火を吹く、なんということも珍しくはない。
IT業界に入るなら、例え営業と言えど、一度はプログラミングやサーバー、ネットワークを少しは触れるできではなかろうか。ITの仕組みも知らず、同じ会社の実働部隊のことも知らないまま、契約だけは取ってくる。その結果、業務部隊からは顰蹙を買い、無茶な仕事を取っては炎上する。
このような仕事の在り方は改善が必要であるし、人力車の仕事のやり方を少しは見習った方が良いのではなかろうか。
「営業マンだから営業さえできればよい」
これでは案件が炎上するのは当たり前であるし、IT営業マンがプログラミングもインフラも経験せずに業務に就くと言うのは、もはや罪の領域である。

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就労形態   2021/05/05   センチュリー・大橋

「コールセンターは3年で辞めなさい」できれば2年で転職が身のためです

コールセンターという仕事は人が辞める職業として有名であり、人が病める仕事としても有名である。
辞めるし病める。病めるし辞める。
辞めるのが先か病めるのが先かは人それぞれだが、いずれにしても長く働くような職場でもない。地方都市はコールセンター誘致に力を入れてきたとは言え、まだまだコールセンターは東京に多い。が、一方で東京で働き続けることを前提とするなら、コールセンターは長く勤務するところではない。はっきり言おう。転職した方が身のためである。

社会から隔絶された密閉空間

コールセンターは人が病めやすいし辞めやすい。その要因の一つとしては、センターが社会から隔絶された閉鎖空間であるということは見逃せない。
基本的にコールセンターは場所が公開されていないし、外部の人間が入ってくることは皆無である。
更に言うと物理的な意味での風通し(換気)も良くなく、窓がないことが殆ど。窓ガラスがあるだけだ。窓ガラスがあるだけなので、当然これは開かないし、換気なんてものも殆どなされない。
もちろん電話で会話することが仕事なので、人との接点事態はある。だが、人=社会というわけではない。人と接して社会と接せず。しかもコールセンターの仕事にはゴールがない(常に同じことが繰り返される)上、クレームも多く受けている内に心が荒んでくる。こうした環境が、実はイジメを発生させやすい要素も整っているのだ。
そう、困ったことに、コールセンターという職場は、イジメも多い。

そもそもSVが契約社員であるという不幸…

コロナ禍における緊急事態宣言下では、カラオケボックスには休業要請が出されているが、コールセンターなどカラオケボックスに負けず劣らず密である。クラスタの発生などしないはずがない。窓は開かない、隣の人とは密着状態。概ね座席は日替わり、月替わりで隣の人は変わるが、仕事自体にゴールもない。客からいびられ、SVからは早く電話取れと捲し立てられ、これじゃ病めて当然だとも言えるのだが、こんな環境になるとイジメもまた横行しやすくなる。これも人が病めるし辞める大きな原因の一つだ。
流石に漫画の世界のように露骨な嫌がらせは殆どないが、悪口、陰口は日常茶飯事になる。物理的な風通しだけでなく、人間関係的な意味での風通しまで悪いことも少なくない。
もう一つ絶望的のが、給料も安い。求人では「高時給!」なんて謳って募集が掛かるが、だいたい1500円以上なら確かに「コールセンターとしては高時給」と言える部類に入る。しかし、時給1500円で160時間働いても、手取りは19万円程度にしかならない。精神を摩耗する割に給料は決して高くは無いのだ。
キャリア面でも最低限、SVにはならないと、先はなかなか明るくない。が、このSVも狭き門で、だいたい10~15人に1人がなれれば良い方だ。実際のセンターではSVとオペレータの中間役職がいることも多く、これが5~6人に1人だが、やはり狭き門である。だが、SVになっても、大手コールセンター会社ではまだ「契約社員(非正規雇用)」のままと言う、これまた冗談かと思う話も加わってくる。
SVとは客から見ると責任者になり、社内的にも管理者として扱われるが、なんと責任者がバイトなのだ。お笑いとしか言いようがない。なお、マネージャーは確実に正社員が充てられるが、マネージャーに上り詰めるのもまた、至難の業である。

SVになれなければ長居は無用:CPHで実績作って転職すべし!

はっきり言ってコールセンターは3年以内にSVになれなければ長居は無用である。可能なら2年で転職できると尚良い。
だが、転職前に何かしらの実績は作っておくことをオススメする。それが応答効率で成績を出すことだ。
コールセンターは多くのセンターでCPHというものを計測している。これは1時間当たり何本の電話を取れたかということを計測しているのだが、たいていCPHは職場で公表されるので、自分の成績を把握するのには役に立つ。
業務知識面では1年も居ればほぼ全体を把握しているであろうから、素早く応対ログを残すフレームワークを作り、CPH1位を目指そう。最低TOP3。
一度でも1位を取ると職務経歴書が書きやすくなる。仮に異業種へ転職するにしても、何かしらの実績を作っておくと面接でもアピールしやすいため、1回で良いからCPH1位を目指してみよう。
どうせSVにならなければ収入というのはアップしない。だが、SVになるより、転職した方が収入をアップさせるのは簡単だ。少なくともセンターで1年居たら転職を見据えた実績作りを行うべし。一応コールセンターでは応対マナーが身に付くという側面はあるので、そうした武器を活かし、今度こそ良い職場へ転職して欲しい。

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職業選択   2021/04/29   センチュリー・大橋

マクロだらけのシス運を改善せよ:マクロ依存からの脱却でニューノーマルな働き方をすべし

システムの運用をする担当者、情報システム部門の担当は、プログラミングやネットワークに関しては、大なり小なりできた方が良い。これは相対的にできた方が良いというものではなく、絶対的に出来た方が良い。
そもそもシステムに関わる者がシステムの裏側を理解できないということは恥であり、プログラミングもネットワークもサーバーの経験すらない人間がシステム運用者など名乗ってはいけない。プログラミング、ネットワーク、サーバーなどを使ったシステム構築経験は、システム運用者としては経験すべき最低限のものである。
しかし現実の業務で、システム運用の業務は必ずしもこれらの経験は必要ないことが多い。というよりはそれが殆どであり、実務におけるシステム運用はプログラミングもネットワークもサーバー経験すらなくとも遂行は可能だ。客観的に見て矛盾した言説だが、しかしシステムを扱うのにあたり、これらの経験があるのと無いのとでは、運用設計に対する考え方も変わってくる。
特にプログラミングを経験しておくことで、プログラムを使って解決すべきことと、プログラムに依存せずに解決を図ることを考える思考力を身に着けられれば、運用設計には役立つものとなるだろう。

管理ができないレガシーシステム:それがマクロ

システム運用と言っても、いわゆるSIerなどに勤務する「職業としてのシステム運用(尤もそんな職種は存在し無い)」とは別に、事務担当レベルでのシステム運用は、プログラミング経験など無いのが当然である。尤も、こうした職務に就いている人は「システム運用者」などとは呼ばれないのであるが、実務としてのSIerシステム運用者もこの延長なので、運用設計において考えるべきことは実は同じだ。
さて、システム運用の現場に座っていると、気になることが出てくる。その一つがマクロ問題だ。
はっきり言ってExcelは万能だ。Excelだけあればかなりのことが出来てしまうし、やはりお金のない企業ほどシステム開発などせず、ExcelとAccessで業務をするということは多々ある。マクロはボタン一つ押せば複雑な処理を一瞬にして終わらせられる利便性も持ち、作業時間の短縮に繋がる。これは素晴らしいことである。
しかし、本来素晴らしい存在であるマクロ様が、時として障害になることもある。それはメンテナンス性だ。
ご存じの通り、マクロというのはVBAという言語を記述することによって動作する。VBAもまたプログラミング言語の一つである以上、言語そのもののアップデートがあるのだ。
マクロに頼った働き方の問題として、ExcelやWindowsのバージョンアップ、納品に使う場合は相手先との互換性の問題、加えてVBAを書ける人が退職した場合におけるメンテナンスなど、様々な問題が発生する。特にVBA記述者の異動・退職が絡むとお手上げだ。誰もメンテナンスできず、負の遺産として残り続けるのである。​​

MicrosoftOfficeに依存しない働き方への転換を

Officeソフトは今後も必要であるし、職場から無くすことは不可能だ。だが、Microsoft Officeであり続ける必要があるかというと、ここもまた疑問である。
システムの運用を巡る環境構築としては、高額なMicrosoft Officeに頼らずに構築できるなら、変化をさせることが理想だ。
これは個々のネットワーク構成にもよるが、インターネット回線を使える前提なら、クラウドサービスへのシフトを図ることが望ましい。
学校教育の現場ではG-Suiteを使うケースが増えているが、システムの運用設計をしていくにあたり、クラウドへシフトしていくことのメリットは大きい。
クラウドシステムを使うことの利点として、安価に運用できることも勿論だが、何より標準化されたパッケージを使って運用していけるということだ。アップデートにかかる作業はクラウド提供側で行うため、プログラムへの依存度を下げることができる。
「クラウドサービスは月額料金取られるでしょ?」
こう思う人も多いかもしれない。だが、マクロを管理するというのは、クラウドサービスの月額費用を払うよりも人件費の掛かる行為なのだ。そもそもマクロを管理する時点で本来の業務とは別にプログラミングをする時間が必要になるため、残業時間が発生する。その残業時間に加えて、退職された時のメンテナンスの不可性を加えれば、なんとも費用対効果の悪い設計なのである。
だいたいからしてマクロに頼る時点でOfficeソフトがMicrosoftに縛られてしまうし、Microsoft Officeを維持するための費用も半端ではない。クラウドサービスへ切り替えられるところを切り替えることにより、プログラミングに依存すべきでない部分をプログラミングせずに時間を活用でき、Officeソフトの自由度も上がっていくのだから、マクロからの脱却はメリットの大きいものがある。
管理のできないガラクタのマクロが果たして自社内にどれくらいあるだろうか。マクロから脱却し、クラウドへ切り替えられるところはクラウドに切り替えることが、ニューノーマルな働き方として必要なものになるだろう。

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就労形態   2021/04/04   センチュリー・大橋

乗り遅れるな!:DXブームはSESから転職を測るチャンスかもしれない

多摩川からみる二子玉川

デジタル・トランスフォーメーションが今やブームとなっている。
DXと略される今のブームメントは、コロナ・パンデミックが後押しをしたこともあり、勢いが加速していると言っても過言ではない。
デジタル・トランスフォーメーションで求められるのはITを用いて如何に企業を変革していくかというものであり、DXの成否が今後の組織としての持続力を問うものになるだろう。
DXに当たる人材は非常に不足していると言われており、今や売り手市場にある。
「適任者が自社にいない‥‥」
これは多くの企業や組織で抱える悩みであり、今、ITの人材は強く必要とされていることは間違いなさそうだ。

とにかく会社から搾取されるSES従事者

日本のIT産業は多重請負構造が問題視されており、プログラムを書く人間の年収が300万円しかないなどザラにある。
SMBCのソースコードをGitHUBへ流出させてしまったエンジニアも、恐らく末端のSESの所属であろう。NTTデータで発症しながら出勤を続けていた者も「協力会社社員」とあったため、恐らくSESの所属であろう。
ともかくSESの仕事は休めないし、賃金も上がらない。20年勤続していて年収300万円なので、いかに搾取される構造かは​​IT従事者でなくとも想像に難くは無いだろう。日本のITのダメな要素にこの多重請負&低賃金な末端労働者の構図がある。​​
SESはシステム・エンジニアリング・サービスの略称だが、現実として行っているのは客先常駐という名の人身取引に近い。一度労働者を派遣先に送り込めば、あとは中間マージンを安定的に得られ、ビジネスとしては殆ど損が出ないようになっている。中には良心的なSESも一部存在するが、多くの場合、SES所属のエンジニアは、ひたすら搾取され続ける存在となる。

DXブームはSES従事者の転職チャンスなのかもしれない

これまでのITはユーザー企業もITに対する理解力は高く無かったため、システム開発を始めとするITプロジェクトやオペレーションを、SIer(システムインテグレーター)に丸投げするケースが多かった。ある意味でSIerにとっては言うがまま、為すがままにしやすい状態であったとも言える。恐らくコロナ禍によってデジタル・トランスフォーメーションが後押しされなければ、これまで通りITベンダーに多くを丸投げし、IT周りのことは深く考えなくても良かったのかもしれない。
あるいは基幹システムの更新などが求められる中、ITの経験が無いばかりに、要求定義などのしかたも検討がつかないなどの事態もあり得よう。
これからDX時代を迎えるにあたり、現在のリテラシーのままで良いのかどうかは問われることになる。無論それは直ちにユーザー企業で自社開発、といったものではないが、これまでベンダーに任せっきりになっていたものが「果たしてこれで良いのか」という疑問を持つことも大事になる。
「デジタルトランスフォーメーションも必要なのはわかっちゃいるけど、何からしたらいいかわからない」そんな企業も多いのかもしれない。
IT経験がないからDXすることの具体的イメージがわかない可能性もある。その点、SESで業務の経験を積んだ人は良くも悪くもIT界の業界知識、行っていたオペレーションに関する業務知識はあるので、そうした知見を活かして転職するのはアリなのではなかろうか。

日本の企業の8割がIT人材の不足を感じている:ここにチャンスあり

少なくともSESで1年以上実務をこなしたのであれば、IT未経験というわけではない。まして2年以上経験を積んでいる人なら、尚のこと安い月給に甘んじず、DXブームに乗っかって転職を試みた方が良いのではなかろうか。
建設関係でも派遣現場監督は「ずっと一年生から三年生を繰り返す」と言われていたが、SESも概ね似たような状況と言えるだろう。DXブームは脱SESをするための、一つのチャンスかもしれない。2021年はDXブームの年となる。8割の企業でIT人材の不足を感じている中、SESから転職してキャリアアップを目指すのに、DXブームに乗っからない手はないのではなかろうか。

ITに関わる働き方

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  2021/03/16   センチュリー・大橋

プログラミング教室に行く前にキャリアデザインをせよ

289系特急電車

「年収300万円の下請けエンジニアがSMBCのソースコードを流出か?!」
こんなタイトルでマスメディアが新聞記事を書いていたら、事の深刻さは一般世間にもっと広がったかもしれない。
IT系は大別してWEB系と呼ばれる分野とSIerと呼ばれる分野に分別されているが、開発と運用が同一企業であることが多いWEB系と異なり、SIerは何かと複雑な利権構造になっていることが多い。
「IT土方」などと呼ばれる多重請負構造はして、見方を変えれば建設業界より酷い請負い構造にもなっている。
ITはこれから国力を左右する大事な産業となるのにも関わらず、この体質が変わらないことには先の日本も明るくは無いだろう。
だが、国家を憂う以上に大事なのは、個人として身を守ること。
一体どういう経路で年収300万円で苦しむエンジニアが生まれるのか。
現在では現在ならではの闇もあるため、自分が同じ闇に染まらないよう、予備知識は持っておきたい。

プログラミング教室がSESの入り口に?!

一昔前はアフィリエイト系の高額塾が流行ったが、今はエンジニア転職を勧めるプログラミングスクールが流行っている。
アフィリエイターと違ってエンジニアと言う響きは恰好良いし、なんとなく「世の中の役に立って高収入を得られる」という感覚にもなれる点で、アフィリエイト系高額塾に取って代わる下地があったのだろう。
日本でエンジニアが不足しているのは事実であるし、エンジニアの需要は一定数ある。
ただ、一つ考えないといけないのは、世界的にはエンジニアは理系の大学を卒業した人間が就く職業だということは念頭に入れた方が良い。アメリカなども大規模開発になると、一部分をオフショアへ委託しているが、日本語の難解性や海外の人間とのコミュニケーションの煩わしさから、国内で済ませられる部分は国内で済ませたいという発注者側の思いもあるのかもしれない。
しかし、SIer業界において、新卒以外の人間が一次受けベンダーに入れるケースは稀だ。大抵はNTTデータや富士通、野村総合研究所などがベンダーとして入るが、彼らは子会社に外注し、自分達でプログラミングをすることは殆どない。二次受けは一次受けベンダーの子会社であることが多いが、ここもプログラミングはあまりしないと言われている。
一次受けでプログラミングは殆どせず、二次受けでもあまりしないとなれば、三次請け以降がプログラミングの主になる。ここで登場するのがSES(システムエンジニアリングサービス)であり、悪名高き人月単価商売の世界になる。
プログラミングスクールは大抵転職支援もやっているが、キチンとしたウェブ系企業に行こうとすると、なんだかんだで高額であることが多い。方や、無料のプログラミングスクールもあるにはある。
ただし、無料のプログラミングスクールでは、たいていはSESに行くと言われている。尤も、求人サイトなどを見てもIT系の開発職は殆どがSESであり、SESの求人を避けるのはかなり難しい。

だからこそしっかりキャリアを見据えてIT業界に飛び込むべき

SESを避けるのが簡単ではない以上、IT業界への転身を計るなら、しっかりと将来設計をするべきだ。
本来なら理系大学の卒業者がガリガリと打ち込む世界に中途で入るのだから、それだけでも人一倍の勉強が必要になると言っていい。ITの多重請負構造はすぐに改善されることは無いであろうから、だからこそ5年後のゴールを見据えたキャリア設計が必要なのだ。
評判の良いスクールに入るための原資が無ければ、どう頑張っても最初は客先常駐SESになる可能性が大である。なら、いつまでSESにいて、いつまでに社内SEになりたいのかと言ったキャリアデザインを持ってIT業界に臨んで欲しい。
いったい何故ITの仕事に就きたいと思ったのか。何が理想地点であり、そこに辿り着くには何年以内にどんな実績を作っておかねばならないのか。そんな設計図を持たずにIT業界に行くと、GitHUBにSMBCのソースコードを流出させてしまった年収300万円のプログラマーのように、取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。

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職業選択   2021/02/20   センチュリー・大橋

年収300万円PGによるGitHub流出は起こるべくして起きたとしか言いようがない🏧

283系特急電車

twitterは身元特定が得意な人間が多い上、炎上しやすいSNSとも呼ばれる恐ろしい場所である。
2021年の最初の月が過ぎようとしていた頃、三井住友銀行のシステムのソースコードがGitHubにアップされていたことで騒然となった。
ソースコード流出の事件そのものもショッキングなものであったが、それ以上に深刻なのが、当該エンジニアの年収であった。

「40代:勤続20年のエンジニア、SMBCのソースコードを流出!!」

こんなタイトルを振ると、より一層、IT業界の闇がわかりやすいかもしれない。

少な過ぎる賃金にモラルは期待できない

年収300万だと引かれる税金は概ね61万円。よって毎月の手取り額は19万円程度になる。エンジニアという職業の専門性を考えれば、この給料は驚くほど安い。
まして新卒ではなく、勤続20年という中での年収300万円なので、まともな賃金を貰っているとは言い難い。
情報セキュリティの確保を達成するには、1つには従業者のリテラシー、もう1つには、従業者の倫理の問題が外せない。リテラシーと倫理をしっかり身につけさせた上に、適正な情報管理のための設備投資をしなければならない。どれが欠けてもセキュリティ事故は起こるし、従業者起因の事故を減らすためにはES(Employee Satisfaction)の向上も欠かせない。ESが低ければ情報漏洩リスクが上がることは『ES低下で起こるリスクはCSの低下だけでなくコンプライアンスリスクも潜む』でも言及した通りだ。
HDDを転売したブロードリンクの社員はCE(カスタマーエンジニア)と思われるが、CEだろうがSEだろうが、エンジニアとして顧客のITを支える重要な仕事である。CEはハードウェアのトラブルに対応する専門職として、SEはシステムを作り、あるいはトラブルを解決する専門職として、相応の報酬とやりがいを得られるよう整えなければならない。しかし、ブロードリンクは転職サイトを見たところ、元社員による不満はよく書かれていた。その中には賃金不満も多く含まれる。

・残業の多い仕事
・少ない賃金
・得られないやりがい

こうして会社に対する不満が高まっていくと、CSマインドは疎か、生産性の低下や情報流出リスクの増大と言った経営リスクを抱えやすい。
日本の経営者が思う以上に「賃金が低い」というのは致命的だ。
日本国憲法の基本的人権では「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とされているが、低賃金では「健康で文化的な生活」を営めるとは言い難い。
衣食足りて礼節を知る。低賃金でギリギリの生活、労務に対して満足のいく報酬を貰えない環境では、モラルハザードは起きやすい。
HDD転売をしたCE、GitHubへソースコードを流出したSE。
職域や起こした問題自体は違いがあれ、現状に対する不満は大きかったと見て良いであろう。

事態は深刻:SMBCのコード流出事件は氷山の一角と捉えよ

そもそも何故エンジニアの給料が安いのか。
「IT土方」の単語が示す通り、多重請負構造に大きな問題がある。というより、ITの多重請負構造は建設業などより遥かに酷い。
確かに建設業はゼネコンが工事を一括で受注し、個々の設備の取り付けは外部業者へ発注する形態を取る。ゼネコンだけで全てを作れるわけではないから、電気設備は関電工やきんでんへ、エレベーターは東芝エレベーターや三菱エレベーター、空調設備はダイダンと言った下請けへと仕事が流れていく。これらの企業が外部の職人(個人事業主)に業務を発注することがあるが、基本的には時間ではなく、成果に対して報酬が支払われるような形態だ。

建設業は電気、空調、外装、足場と言った具合に事業者事の分担は決まっているし、だいたいからして『客先常駐』という考え方が無い。建物が完成して引き渡し(納品)を終えれば、一旦は仕事として完成するから、完成した建物をどう運用するかは施主の仕事である。
一方、ITはそうもいかない。
ITは確かに大手SIerがシステム開発を一手に担う点では建設と同じだが、建物完成を目指す建設業に対し、ITプロジェクトにはゴールが無い。多くは開発から保守・運用までを一手に引き受けているケースが多いから、ゴールと言うゴールが存在しないのだ。
一応、開発職としてはシステムの完成がゴール地点にはなるが、システム屋が一番儲けるのは開発段階ではなく、運用の方である。ユーザー企業へITに関わる運用をベンダーに丸投げさせて、客先常駐で稼ぐと言うのが、今のSIerの割と主流な収益源だ。加えて分担もハッキリとはしない。多重請負構造と言う点で建設業と同じでも、透明性の部分では建設業より遥かに不透明な部分も多いのが惨状だ。ユーザーから見て、目の前のエンジニアが何社経由してるかわからない。当然、エンジニアから見ても、ユーザー企業までに何社経由してるかわからないということでもある。三次受け、四次受けともなれば、エンジニアの月給が20万円(手取りは勿論20万円を切る)ということも珍しくない。
ユーザー側は「●●さんに月100万払ってるんだけど」でエンジニアは「僕20万円しか貰ってないんだけど」などと言うことになれば、当然エンジニアの不満は蓄積されるわけで、だからこそ「客先常駐から社内SEに転職したい」というニーズは高くなるわけだ。
そこにGitHubが現れた。自分のコーディングスキルをアピールできるツールにして、更にはコーディング能力から「本来の見合った年収を診断できるサービス」も登場したとなれば、それは情報流出リスクなどと言うものも高まるものだ。
日本のいびつないびつなIT環境では、待遇に不満を持つエンジニアは多数いるだろう。さしずめ、SMBCのソースコード流出騒動は、たまたま発覚された1件に過ぎないのではないか。HDD転売事件やSMBCソースコード流出事件を振り返ると、粗を探せば流出したソースコードなど次々と出てきそうである。そしてエンジニアを冷遇したツケは、最終的に消費者に跳ね返ってくるのである。

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就労形態   2021/02/17   センチュリー・大橋

結局会社人は緊急事態宣言でも感染拡大阻止より拡大する道を選んだ

コロナ禍によって一気に普及したかのように見えた、テレワーク。
会社から離れて自宅で勤務する就労形態で、大手メディアではこぞってテレワークの推進を押し出す記事が書かれている。
現実問題として、2020年に発令された緊急事態宣言の後、テレワークを止めた会社は3割に上っている。
21年になって再び緊急事態宣言が出されることになり、政府としては出勤率を7割削減するように要請を出したものの、発令直後の1月8日は満員電車で通勤する会社員で溢れることとなった。
一時期テレワークを実施するも止めた企業。かたや、緊急事態宣言が出されたにも関わらず通勤を続ける会社員。まるで感染拡大など知ったことかと言わんばかりの勢いである。
一体なぜ緊急事態宣言が出ても満員電車は止められなかったのであろうか。

緊急事態宣言を示唆されても何も決められなかった

年明け緊急事態宣言に関しては、小池百合子が年末から要請していたため、少なくとも1月4日の仕事始めには示唆されていたと言えるだろう。
この時点から会社として大まかな方向性を決めておけば、前回の緊急事態宣言でテレワークをしていた事業者くらいは在宅勤務出来ていても良さそうである。
しかし現実に起きたこととして1月8日は満員電車が継続されたということだ。
これは即ち、年始早々緊急事態宣言が示唆されていたにも関わらず、何の対策も考えていなかった企業が多数であったということである。
一方、日立は出勤率を30%から15%まで削減することが報道されたが、実に経営判断が早かったと言えよう。ちょうど日立グループは現在、グループ体制の改革を行っているが、現在の日立は実に決断力のあるトップを擁立できたということになろう。

一般の会社員は感染拡大させて通勤を続ける道を選んだ

1月6日のトレンドリサーチ調査により、緊急事態宣言を望む声は7割もあった。
これだけ緊急事態宣言発令に対する要望があるのなら、1月8日の首都圏における電車は閑散としたもので良さそうである。
だが、満員電車は「さも緊急事態宣言など無かったかのように」継続された。政権は出勤率7割減を要請しているが、結果的に出勤する会社員で溢れたことになった。
これは即ち、多くの国民は緊急事態宣言を望みつつも自分達は感染拡大に寄与する行動を取ったことになる。
もちろんTwitterでは通勤させられることに関する不満の声は大きい。しかし、結果的には、それらの人々も感染拡大の為に行動をしていたことになる。

会社と戦うことができない会社人:荒波立てるより感染する方がマシ

本来なら緊急事態宣言が行われようとしているのに出勤が続くことに対し、労働者側からのストライキがあっても良さそうなものだ。しかし、そんな声は聞かない。皆、従順に会社へ出勤し、感染拡大阻止が必要だという考えとは矛盾した行動を取ったことになる。
一体なぜ通勤を止められなかったのだろうか。
一言で「自らの安全さえどうでも良い」ということになろう。
本来なら雇用者側には安全配慮義務があり、当然、こうした感染症が広がる事態においては「新型コロナに感染させないための配慮義務」を雇用側は負う。そのため、本来なら在宅勤務可能な業務については従業員側も雇用側にテレワークを求めていけばよく、不可能な業務については時短勤務などを求める動きがあって良い。1月8日の満員電車は、暗に労働者側から、そうした要求が経営側に行われなかったことを指し示す。
恐らく荒波を立てることで村八分になるリスクがあるのだろうが、ある意味で感染リスクを抱えて出勤する方が精神的に楽であるということ。
確かに菅義偉の行動は遅いとは言え、本当に問題なのは会社員が会社と戦う行動を取れず、黙々と出勤を続けることであろう。これでは緊急事態宣言は意味を為さない。結局のところ、感染拡大阻止に最も協力してないのは、他でもない会社員ではなかろうか。感染拡大阻止をして欲しいのに自分達は感染拡大に尽力しているようでは、緊急事態宣言などやらない方がマシだったのである。

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就労形態   2021/01/09   センチュリー・大橋

大手旅行代理店は果たしてネットで楽天/Yahoo!と戦えるのか?🚄

大手旅行代理店が赤字に苦しんでいる。近畿日本ツーリスト(KNT)は2021年の3月決算における通期損失を170億円と見積もり、個人向け旅行の店舗は3分の1を閉店することに決めた。今後はネット中心の販売形態に移っていくのだという。
この傾向はJTBも取ると思われ、今後5年間で店舗の2割を減らす見込みだ。
今後はネットにシフトしていくと考えられるが、果たしてKNTやJTBにネットでの勝機はあるのかを考察してみたい。

GoToではパック旅行で有利だが・・・

ネットにおけるシェアは楽天、じゃらんnetでほぼ人気を二分している。
キャンセルの融通という点では楽天、じゃらんnetと言ったネット予約は強く、宿泊施設にもよるが、概ね3日前までならキャンセル料は掛からないケースは多い。
個人旅行という点については非常に融通が利くため、ネット予約が伸びるのは必然の恰好とも言える。
一方、GoToキャンペーン下においては大手旅行代理店にはパック料金から旅行代金の値引きが発生するという強みがあり、GoToキャンペーン下においては楽天トラベルにも引けを取らない商戦が展開できるかもしれない。ただし、GoToキャンペーンが終わった後は話が変わってくる。

キャンセル料が足枷に・・・

JTBなどの大手旅行代理店が行う旅行手配手続きというのは、基本的に企画旅行という考え方である。
例えば赤い風船で契約した博多旅行の新幹線特急券を見てみよう。
旅行会社でパッケージツアーを申し込むと、新幹線チケットはマル契と呼ばれる契約乗車票というものが発券される。
この契約乗車票は通常の特急券と異なり、料金が表示されない(ただしマルスで発券されているため自動改札機は通れる)。
見ての通り乗車券は「赤い風船DWビジネスプラン」と書かれており、個人旅行というよりは出張プランという扱いだ。ビジネスプランという企画パッケージによって割引が多く発生しているため、キャンセル料も早い段階から発生する。日本旅行の場合は20日前から。JTBのダイナミックパッケージの場合、予約したその瞬間から発生し、出発日が近付くにつれてキャンセル料は高くなっていく。つまり、仮押さえの自由は効かないのだ。
個人旅行の場合、仮押さえが効くかどうかも重視されるだろう。よってGoTo終了後における大手旅行代理店は、ネット戦略で苦戦することは想像に難くない。

とは言え一度減った需要は簡単には戻らない

コロナ禍は被害が大きすぎるため、今後10年くらいは需要は元には戻らないであろう。政府の景気対策はコロナ終了後も求められることは間違いない。
とはいえ、果たして政府の支援もどこまで期待できるかも不透明だ。目先ベースでは二階氏の5月まで延長を求める声があるため、恐らく延長はされると考えられるが、全体需要の低迷は否めない。ネット戦略は否が応でも求められるのだが、例えば店舗があることの強みを生かした、ネット予約チケットの店頭受け取りなどはできないものだろうか。
ネットだけで戦おうとすることは厳しく、恐らく大手旅行代理店が束になっても楽天トラベル、Yahoo!トラベルには遠く及ばないであろう。
需要が減った中で雇用をい維持するのは困難であるが、果たして店舗も活用したネット戦術が展開できるのか。そこがGoTo終了後に求められることになるのではなかろうか。

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販売戦略   2020/11/15   センチュリー・大橋

転職で意識した方が良い3つの柱

原宿

ドラゴン桜外伝エンゼルバンクには転職に関する考え方で役立つことがたくさん書かれているが、依然として日本社会が転職に対して厳しい風潮があるのは確かである。
概ね30代を迎える段階で3回以上転職していると、年収アップのために行ける場所など外資かベンチャーに限られてくる。よほどのことが無い限り給料は下がり続け、這い上がるのは難しくなってしまう。
そこで貴重な20代の転職を無駄にしないためにも、転職にあたって意識して欲しいことをお伝えしたい。

転職で意識すべき3つのこと

転職の中で職業(企業)選択について考えて欲しいことは次の3つだ。

①利益率の高い企業を狙うこと
②急成長企業した企業かどうか
③自分の中の軸を持っているか

エンゼルバンクの中で「転職の成功に必要なのは勝ち馬に乗ること」と言われているが、これは正にその通りだ。
その勝ち馬を考える上で、取り分け意識した方が良いのは「利益率」であると言って良い。
重要なのは利益「額」ではなく、利益「率」である。

利益率が低い企業はブラックになりやすい

なぜ利益率を重視するのか。その理由は大別して次の3つだ。

🈩薄利企業はブラックな労働になりやすい
🈔投資に回す余力がある
🈪給与交渉もやりやすくなる

概ねこんなところで、薄利企業がブラックになりやすいのは、主に飲食店を筆頭に悲惨な話は暇がない。
つまるところ、利益率が高い企業はそれだけ設備や人材投資に回す余力があり、給与交渉もやりやすくなるということだ。
薄利企業はこの逆で、利益をアップさせるために少ない人員で最大量の労働をさせる方向に向かうため、得てしてブラックになりやすいのだ。
とはいえ急成長の企業などは経営の盤石が整っていないこともあり、堅実な転職を考えるには、利益率がそこそこ大きく、経営地盤のしっかりしたところが良い。
目安として営業利益率は5%以上ある企業が健やかに働ける企業として推奨できるレベルと言えるだろう。
派遣業界などは一般的に粗利が30%~40%だが、営業利益率で見るとかなり厳しい。派遣業界の営業はブラックだとよく言われているが、リクルートで約5~6%、テンプスタッフで約4~5%、パソナに至ってはなんと1%なのだ。
こうした業界であるため、当然にブラックな労働が蔓延りやすく、離職率は約3割と非常に高い水準だ。
よってワークライフバランスの面から考えても、利益率の低い企業は避けた方が無難だと言える。

自分の中で「ブレない軸」を持つ

転職で上手く行く人というのは、得てして業種か職種のどちらかは変わっていないことが多い。言ってしまえば「自分の中の軸」があるのだ。
例えば自動車整備士だった人が、自動運転のAIを作る会社に転職したというものがある。当該人物の話を聞いていると、複数社の転職をした中で「車に関わり続けている」という軸がブレていなかった。
そのため自動車に関する知見が蓄積されており、大手のIT企業へ転職できたのだ。
果たして自分は何と関わって生き続けていきたいのか。この軸を持っておくことは転職の成否には大きく左右するだろう。

あと老婆心ではあるが、転居を伴う転職は退職⇒再就業までの期間を2ヶ月程度取っておいた方が良い。そのための貯蓄も必要となるだろう。
引っ越しから新天地に慣れるまでの時間を考えると、ざっと2ヶ月程度は間合いを持った方が良い。そのため、転居を伴わない転職以上に慎重な準備をして臨んで欲しい。

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職業選択   2020/07/22   センチュリー・大橋
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