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オスプレイの墜落を当時なぜ「不時着」と表現したのか今でもわからない件

湘南で見かけたオスプレイ

湘南でオスプレイを見る日が来るとは思わなかった。
横田基地に配備されていたのは知っていたから、私の地元の方でオスプレイを見たとしても不思議では無かったのだが、まさか初めてオスプレイを見ることになったのが二宮町であった。
多摩ニュータウンに住んでいると、時折米軍機が通り過ぎることがある。
横田基地から来る米軍機は比較的お行儀が良さげだが、厚木基地から来る米軍機は荒くれものだ。低空飛行で轟音を撒き散らしながら飛行してくる。それに対してオスプレイはイヤホンで音楽を聴きながら歩いていると、飛行音に気付くのが難しいくらいには静音性は高かった。
しかし、いったい何処の基地に配備された機体であろうか。
横田基地から二宮町まではだいぶ距離がある。まさかいつの間にか厚木基地や横須賀基地にも配備されたのではないだろうか。そんなことを考えていると、つい2016年のオスプレイ事故を思い返すものがあった。

大手メディアはみな「不時着」

2016年の時を振り返ると、今でも不可解なのが大手メディアの報道だ。
ほぼどのメディアも「不時着」という表現を用い、墜落であることを認めようとはしなかった。比較的良心的な報道として、大手メディアでは毎日新聞が「オスプレイ バラバラの『不時着』 防衛省『墜落』否定」と伝えた。

防衛省は「不時着」とした理由について、米側が「着水」と表現していることや、5人全員が生存していることから海面に強くたたきつけられたものではない--などとしている。稲田朋美防衛相は米軍からの情報を含めて「コントロールを失った状況ではなく、パイロットの意思で着水したと考えている」と述べた。

だが、防衛省は、墜落だとの指摘を否定できる材料を持っていないことは認めている。そもそも省内に「墜落」の明確な定義もないという。

(オスプレイ:バラバラの「不時着」 防衛省「墜落」否定 - 毎日新聞より

当の毎日新聞の記事は今は消えているが、大手メディアとして唯一と言って良いほど「これは墜落なんじゃないか?」と言う視点で記事を書いた新聞社だ。
一方、琉球新報や沖縄タイムスは「墜落」と言っており、やはりあの事故の姿はどうみても墜落そのものであったであろう。
ここで一つ疑問なのは、なぜ防衛相だけでなく、大手メディアまで右習え的に「不時着」と表現したのかであった。

空中給油訓練中に墜落したオスプレイ=2016年12月
写真:沖縄タイムス

オスプレイは墜落事故前から欠陥をたびたび指摘されていた。
昨年9月の現代メディアでは、機体が整備できる状態ではなかったことが関係者への取材で明らかになっている。
米軍の持つ軍用機の中でもオスプレイは事故件数が多いモデルだ。

画像:沖縄タイムス
通常、運用期間が長くなれば、事故率は低下するはずであるが、そうはなっていないことを沖縄タイムスのグラフは示している。
こうして振り返ると、改めてあの当時、なぜメディアは「不時着」と表現したのかがわからない。何かオスプレイには日本のメディアが触れてはいけないタブーでもあるのだろうか。
2018年の10月より首都圏でも飛ぶようになることが決まっていたようだが、遂に湘南で見かけることになったオスプレイ。当のオスプレイは米軍の他機体に比べてシビアアクシデントの多いモデルだ。果たしてオスプレイの安全性は本当に確保されたのであろうか。もしオスプレイ報道について大手メディアが触れられないタブーのようなものでもあるのなら、安全性が確保されているとは思えない。ただただ、首都圏で深刻な事故を起こさないことを祈るばかりである。
ジャーナリズム   2019/09/24   センチュリー・大橋
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