フリー写真素材:特急かもめ号の車窓から⓷
特急かもめ号の中で撮影した車窓の景観です。 場所は佐賀県のどこかです。 WEBコンテンツなどで使えそうなのがあったら保存してお使い下さい。 横幅は1200Pxに縮小されています。
有明海
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特急かもめ号の中で撮影した車窓の景観です。 場所は佐賀県のどこかです。 WEBコンテンツなどで使えそうなのがあったら保存してお使い下さい。 横幅は1200Pxに縮小されています。
有明海
特急かもめ号の中で撮影した車窓の景観です。 場所は佐賀県のどこかです。 WEBコンテンツなどで使えそうなのがあったら保存してお使い下さい。 横幅は1200Pxに縮小されています。
有明海
特急かもめ号の中で撮影した車窓の景観です。
場所は佐賀県のどこかです。
WEBコンテンツなどで使えそうなのがあったら保存してお使い下さい。
横幅は1200Pxに縮小されています。
長崎にいる5泊6日の間、実に色々な体験を出来た。
最初の4日間で60Kmも歩いてしまったし、田舎部でバスを逃すと恐ろしい夜の散歩をすることになるが、思い込みでバスを逃したと思えば逃してなかったということもあったりして、バスの運転手さんには迷惑をかけてしまったものである。
原爆が投下された長崎には平和記念公園があるが、一方で三菱城下町である長崎市は日本有数の軍事都市でもある。
長与町にある堂崎の鼻は絶景スポットであるが、その裏手には三菱重工の魚雷製造工場もあるというのだから、広島と比べて微妙なパワーバランスの上に長崎は成り立っているのかも知れない。
長崎駅のホームに白いかもめが停まると、まるでヨーロッパの駅のホームにいるかのようである。もともと白いかもめのデザインがヨーロッパの電車と似通っているせいか、白い基調のホームに停まると雰囲気は欧州の鉄道風景さながらだ。
ここに日本語が表示されていなければ、日本とはわからないかもしれない。
10時20分発のかもめ16号で帰ることを惜しみつつ、長崎駅を後にする。
特急かもめ号はA席を取っていれば、諫早~肥前鹿島間で有明海を望むことが出来る。
2022年の秋から新幹線開通により、この光景も見れなくなってしまうから、貴重な光景だ。
白いかもめは揺れが強いのだが、有明海を見ながら考え事をしていれば、激しい揺れに酔うこともなかろう。
なかなか良い景観の有明海。新幹線開通後は長崎本線の長崎県下は非電化されるとのことだが、JR東海のキハ85系が今年度で引退することから、せめてキハ85を譲り受けて観光列車でも走らせて欲しいものである。
JRも東は積極的に観光列車を走らせるのだが、西や九州は些か東のような積極性は無い。それでも東海に比べれば面白味はあるのだが、まだまだ改善の余地はあろう。
JR九州気動車のYC1系は確かに乗り心地は悪くないが、今後長崎市へ行くには博多から一本では行けないと考えると、些か遠くなるものだ。
できればあと一回くらい、かもめ号で長崎へ行ってみたいものである。それまでに纏まった休暇を取得できるかが問題だな。
かつて田中角栄は日本中に新幹線を通すことによって、日本全体を発展させようという国土改造論を持っていた。
上越新幹線は角栄のおかげで通ったものだが、時は経ち、中曽根改革によって整備新幹線には大きな闇の顔を持つようになった。
国鉄民営化。
国有鉄道であったものがJRへと民営化され、整備新幹線には「並行在来線」という問題が生まれるようになったのだ。
そして、その新幹線建設を巡り、大きく揉めている区間がある。
長崎新幹線。
2022年の秋から長崎ー武雄温泉間で暫定開業するのだが、全区間開通するには佐賀県が了承しないと通せない。だが、佐賀県は新鳥栖ー武雄温泉間の開通には否定的である。住民の利便性が損なわれるためだ。そして、特急かもめ号もまた、2022年を持って「リレーかもめ」と「新幹線かもめ」となり、在来線特急としての役目は終えることなる。
当初の計画では、のぞみ125号に乗って博多駅で特急かもめ21号へ乗り継ぐ筈だった。
それが一転したのは台風14号:チャン・スーによるものである。
9月の16日、チャン・スーは進路を日本列島横断する決意をしたようで、17日には福岡を直撃、山陽新幹線は福岡ー広島間が運休となった。
私は18日に新横浜を出発する気でいたのだが、困ったことにチャンが関東にお越しになられるのは19日の予定となっていたのだ。
こと私は決断に迫られた。
17日に業務終了後、真っ直ぐ広島へ特攻するのか、それとも予定通りに新横浜発に賭けるのか。
確実を取るか確率を取るかで決断に迫られ、確実を取れば追加費用(主に翌朝の特急券)が発生し、確率を取れば長崎へは20日まで辿り着けない恐れがあった。
台風が広島を通過するのは18日の0時予定であった。
しかし、席間距離はかなりあり、新幹線より断然快適だ。
だが、悲しいかな、特急かもめ号は空席がかなり多く、博多直通でその状態なのだから、リレー方式とは言え乗換えが発生する上に料金まで高くなるわでは、新幹線は空気輸送になるのではなかろうか。
20分を短縮させるために乗換えが発生し、かつ運賃も高くなるのだから、新幹線など作らない方が良いのではないかと思えてしまう。
肥前鹿島を過ぎてから諫早に着くまでの間、A席なら絶景の有明海を愉しめるが、新幹線は山中のトンネルを突っ切っていくので、有明海の海景色は視れない。せめて新鳥栖ー諫早間の観光列車だけでも造って欲しいものである。
尤も、885系特急電車は振り子式の特急電車で、油断すると酔える酔える。
台風が去って間もない時間で行ったこともあり、良い感じの朝景色を堪能できた。が、長崎に降りてからというもの、凄まじい暑さで汗ばみながら、女神大橋まで歩いてゆくのであった。