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テクノロジーの進歩は下手なオカルトより恐ろしいかも知れない📤

技術が生み出す不幸の手紙

イルカポスト

写真:太地町のフリー写真素材より

むかし地獄先生ぬ~べ~という漫画で「不幸の手紙」という回があった。
手紙の内容は「これを読んだ人は3日以内に10人に同じ手紙を出さへんとアンタも不幸になるで」と言ったものである。

当時は勿論オカルト的な趣味の創作として書かれたものであるし、今のようなネットワーク社会では無かったので、ぬ~べ~の話はあくまでも創作の範囲として楽しむことが出来た。
しかし時は経ち、21世紀の今に於いて、本当に不幸になる手紙を送りつけることが可能になってしまった。
それはオカルトの力によるものではなく、テクノロジーの力によって、である。

それは自らの意思に反して拡散する

その中身を見ると、多くの場合に於いて、確かに不幸になる。
それは中身を読まれるように巧妙に書かれ、開くと瞬く間に周囲に伝染し、拡散される。
時には会社を潰してしまうこともあると言う。

コンピュータが発達し、プログラミングが当たり前に行われ、ネットワークによって人と人、会社と会社が繋がる時代、たった一通の不幸の手紙を開いただけで、瞬く間に同一ネットワーク内が汚染されるのである。
その存在が身近になったことで、最早ぬ~べ~先生の不幸の手紙を笑えなくなってしまった。
もうお分かりであろう。ウイルスメールである。
たった一発のウイルスメールを開く。ただそれだけのことで、今や会社が潰れる時代になっているのである。

見ただけでもウイルスに感染する

ぬ~べ~の世界で書かれていた内容は「この手紙を見たら10人に同じ手紙を送らないと不幸になる」である。
これはまるで今日のウイルスメールの動きそのものだ。

電脳世界に於ける不幸の手紙は一般的に知られているのは、添付ファイルを開くことで感染するものである。
不幸の手紙で例えるなら、ご丁寧にも封筒に包まれた便箋であり、封筒を開けずに捨てればどうと言うことはない。
ではハガキで届いたらどうなる?
ポストを開いた時点で不幸になるのが確定である。
例えばHTML形式でメールを受信した場合、こうした「不幸のハガキ」に対する防御が甘くなる。

不幸の手紙ならぬ不幸のメールは時としてプレビューを開いただけで感染するタイプがあるのだ。
勿論この場合はHTML形式ではなく、テキスト形式でメールを表示するようにする、或いはプレビューを表示しないなど、出来ることはある。
しかし、こうして「開いただけで感染するメール」と言うのは、正に「不幸の手紙」ならぬ「不幸のハガキ」に近しいものがある。

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  2022/06/07   センチュリー・大橋
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