米メディア「日本人はみんな真面目なのに貧困がすごい‼」と辛辣
アメリカは貧富の差が激しいこと有名だが、そのアメリカではバーニー・サンダースをはじめとする社会主義の考え方が、少しずつ支持されてきている。
一方で日本は自己責任論の根強い国であるが、そんな中、米メディアから日本へ痛烈な揶揄を送られている。
「日本の貧しい人々は正しいことばかりしてる。仕事する、暴力を避ける、ドラッグやらない、未婚の子どもを持たない、そして、それでも彼ら彼女らは貧しい。これは、貧困は主に悪い態度によって引き起こされるのではない、ということを示唆する。」←正しすぎる指摘!https://t.co/mE1EVZlOtZ
— Masaki Oshikawa (押川 正毅) (@MasakiOshikawa) 2019年7月31日
RT> アメリカ有名メディア「貧困の原因は個人の素行じゃない。日本を見ろ。みんな真面目なのに貧困すごい」 pic.twitter.com/fbwkQOZb3m
— とっくん (@tokkun01) July 31, 2019
果たして日本は労力にあった賃金を受け取れるようになっているのだろうか。
ここが大きな問題で、いまや「やりがい搾取」と言われる労働者搾取が広く認知されるようになっている。
この点で、労働者だけの責任とは言えないだろう。
リプライの反応
因果関係の考え方を身に付けていないからだと思います。論理的に立証する教育を受けていないので、自らの貧困と政策の関係を見抜く人は少なく、論理は嫌いなので説明されることを好みません。わかったとしても、なお上の利益を満たすように忖度して共犯行動します。上もそれを当然と思いこんでいます。
— gugu alternative (@guguegigi) 2019年7月31日
生産性で人間の価値を測られる社会と
— スワちゃん🎋수와짱 (@SWVII) 2019年8月1日
〝生きているだけでいいんだ〟と肯定される社会
あなたはどちらを望みますか?https://t.co/aEs6xOucbR
だからといって、あなたまで #自己責任 論者になる必要はありませんよね。#山本太郎 は、そんな生きにくい社会を変えたいんです。#れいわ新選組
— スワちゃん🎋수와짱 (@SWVII) 2019年8月1日
成功に本人の勤勉さや努力は関係ないんだと考えれば、自己責任の重みからは解放されるかも知れないが、反面、自分はどれだけ勤勉に努力しても成功できないのだという無力感に囚われる事になる。これはその人にとってプラスにはならないと思う
— Ando (@ando_nandhi) 2019年7月31日
ヴィクトリア朝のイギリスでは貧困は個人の罪で、救貧院は居心地が良いと怠け心を強めるからと、刑務所並みの待遇だった。ひどいなあと思ったけど、現代でもそんなに意識は変わってないね。日本でも。
— 篠田真由美 (@MayumiShinoda11) 2019年8月1日
悪いことをすればお金がたくさんもらえます
— サムズアップ佐野智則 UE 🛵🔰 (@Uber2525) 2019年7月31日
それはとても当然のことです
だからお金持ちは貧民に道徳心や正しいことを要求するのです
それは彼らにとって都合の良い真実だからです
そうそう。
— K(アニメ・スクスト垢状態) (@R3V715) 2019年7月31日
黒に限りなく近いグレーゾーンに1番旨味があるってのはホリエモンが広く教えてくれたけど真面目な人は誰もやらんよね。
自衛隊イラク派遣から狂い始めた価値観
それは小泉純一郎が推し進めた自衛隊イラク派遣が関わり深いように思う。
あの時、人道支援の目的でイラク入りしていた邦人が人質として取られたが、彼ら民間人に対して大きなバッシングが寄せられた。
有体に言ってしまうと、自衛隊をイラクに派遣するにあたり、民間人の人道支援者は小泉にとって目の上のたん瘤であったことだろう。
「自衛隊はイラクに行く必要が無かった」ということが認識されてはいけないからである。
そのためには、人質に取られた彼らに「自己責任」という罪を負わせなければならなかった。
加えて当時は堀江貴文の全盛期ということも絡み合ったかもしれない。
ギラギラしたIT系俺様(ネオリベ)社長が世間を騒がせ、奇しくも渡辺美樹も結構情報発信をしていたしで、要は「這い上がれ!」の精神が横行した時期とも言える。
これによっていよいよ自己責任論は浸透したが、それは資本家にとって都合の良いことであることは間違いなかった。
結果として賃金は更に下がり、非正規は拡大し、偽装請負も蔓延る日本となった。これにより更に生き辛い世の中になったが、果たしてこれが自己責任で片付くものなのか。アメリカンメディアの皮肉は真剣に受け止めた方が良さそうである。