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GAFA天下時代にホームページを無価値化させる3つの要因❶

「日本のIT産業はこれから衰退します。作る時代から利用する時代に変わっていきます。」
と、Youtubeのある動画で言われていた日本の未来は、決して架空の物語にはならないだろう。
日本のIT業界はSier(システムインテグレーター)について言えば、ほぼ公共事業とインフラ、金融で持っているようなものだ。
私自身もSierにいるから感じるが、マイナンバー利権などどっぷり恩恵を受ける身だという自覚はある。
カスタマー向けのIT商材は日本向けのローカルな製品を除き、GAFAの寡占化が進んでいるわけだ。
さて、ネットインフラを考えた場合、例えばWordpressなどのCMSがどのような存在になるのか見てみるとしよう。

CMSの価値は相対的に低下する

WEB業界の人に怒られそうであるが、果たして何か事業をするのにホームページは必要か。ここに大きな疑問が発生することになる。
既に検索エンジンには無数のサイトが登録されているので、最後に更新されたのが10年前なんていうサイトを見ることも稀にある。
果たして更新しなくなったホームページの維持にいくらの維持費が掛かっているだろう。
参考までにこのブログはロリポップサーバーのスタンダードプランで運用され、バックアップオプションもつけ、yokohamaドメインの維持費が加われば、概ね毎月900円の維持費が発生している。
私は当然CMS管理を自力でできるので、900円程度の費用だけで済んでいるが、WEBに通じていない人の場合、システム管理を外注するだろうから、まぁ安くても2000円くらいは毎月発生しているのではないか?
この2000円、果たして払い続ける価値があるのかどうかが、ホームページの命運を分ける要素と言えるだろう。

その気になればGAFAのインフラだけで全て済ませることができる

GAFA時代にホームページを無価値化させる要因とは何か。
一言で言えば、GAFAのシステムだけでほぼ全て回すことが可能だからだ。
あくまでも単なる情報発信/金稼ぎ手段としてのWEB活用という点で言えば、理論上GAFAのインフラでほぼ全て回せてしまう。
それはホームページの無力化をさせるのには決して少なくない影響を与える。
例えばGAFAのインフラの特徴を見てみよう。

❶低価格ないし無料で利用可能
❷充実した機能
❸管理が容易

という3点の要因が挙げられる。
まず低価格、ないし無料で利用できるというのが大きい。
俗に「せどり」と呼ばれる人間は、低価格で利用できるインフラとしてAmazonのサービスを使っている。
逆に言えばAmazonをやっておけば、何も顧客管理の大変なECサイトを自分で作る必要が無いのだ。
更に言えば、Facebookは投稿できる文字数が多く、InstagramはFacebookと連動可能で無料なので、ブログ代わりに使えてしまうということ。
GoogleならYoutubeというプラットフォームを持っており、自社の商品をアピールするのにもYoutubeを使えてしまうのだ。

次に機能が充実しているということ。
プロフィールを投稿したりアナリティクス機能を持っていたり、フォローしたりされたりと、多くの機能を持っている。
成果が可視化されやすく、一方でWordpressでは機能を充実させるには、様々なプラグインを入れる必要がある。
最後に何と言っても管理が楽でいい。特別な知識を必要としないのだ。
CMSはメジャーアップデート時にはやることが多く、自分でやるには本業以外で覚えないといけないことが発生する。
そうまでしてもアクセスが集まるかどうかはまた別の話で、目的次第ではブログサービスやnoteを使っていた方が断然効率が良いのだ。まして独自ドメインを取る必要すらもない。
つまるところ、これらのサービスがってまで尚ホームページを持つということであれば、それらと差別化して生み出せる価値を考えなければならないことになる。

CMS   2019/08/12   センチュリー・大橋
タグ:WEB , GAFA , インフラ
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