横浜センチュリー

📰Side Beach Journal
下層ページタイトル背景

新着情報詳細

このエントリーをはてなブックマークに追加

<-特急列車の車窓から->885系:白いかもめで帰る博多

長崎にいる5泊6日の間、実に色々な体験を出来た。
最初の4日間で60Kmも歩いてしまったし、田舎部でバスを逃すと恐ろしい夜の散歩をすることになるが、思い込みでバスを逃したと思えば逃してなかったということもあったりして、バスの運転手さんには迷惑をかけてしまったものである。
原爆が投下された長崎には平和記念公園があるが、一方で三菱城下町である長崎市は日本有数の軍事都市でもある。
長与町にある堂崎の鼻は絶景スポットであるが、その裏手には三菱重工の魚雷製造工場もあるというのだから、広島と比べて微妙なパワーバランスの上に長崎は成り立っているのかも知れない。

欧州の駅のようなホームに白かもめ

長崎駅ホームで待つ白いかもめ
長崎駅のホームに白いかもめが停まると、まるでヨーロッパの駅のホームにいるかのようである。もともと白いかもめのデザインがヨーロッパの電車と似通っているせいか、白い基調のホームに停まると雰囲気は欧州の鉄道風景さながらだ。
ここに日本語が表示されていなければ、日本とはわからないかもしれない。
10時20分発のかもめ16号で帰ることを惜しみつつ、長崎駅を後にする。特急かもめから見る有明海

特急かもめ号はA席を取っていれば、諫早~肥前鹿島間で有明海を望むことが出来る。
2022年の秋から新幹線開通により、この光景も見れなくなってしまうから、貴重な光景だ。
白いかもめは揺れが強いのだが、有明海を見ながら考え事をしていれば、激しい揺れに酔うこともなかろう。

新幹線開通後は非電化区間に…

なかなか良い景観の有明海。新幹線開通後は長崎本線の長崎県下は非電化されるとのことだが、JR東海のキハ85系が今年度で引退することから、せめてキハ85を譲り受けて観光列車でも走らせて欲しいものである。
JRも東は積極的に観光列車を走らせるのだが、西や九州は些か東のような積極性は無い。それでも東海に比べれば面白味はあるのだが、まだまだ改善の余地はあろう。
JR九州気動車のYC1系は確かに乗り心地は悪くないが、今後長崎市へ行くには博多から一本では行けないと考えると、些か遠くなるものだ。
できればあと一回くらい、かもめ号で長崎へ行ってみたいものである。それまでに纏まった休暇を取得できるかが問題だな。

  2021/09/26   センチュリー・大橋
PAGE TOP