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よもや世界一金の掛かる五輪:Tokyo Olympicは変異株の展覧会となる

猪瀬直樹の「世界一金の掛からない五輪」発言はいつの間にかTwitter上で消され、既に3兆円の費用が投入されたる東京五輪2020。
今のところ世界で最も金を使った夏季五輪は北京とロンドンの3兆1700億円だと言われているから、現状の勢いなら東京五輪2020が追い抜いて世界一金の掛かる五輪にすげ変わるかもしれない。
単に金の掛かるイベントとなるだけならいざ知らず、ともすれば五輪によって日本は御臨終になるやも知れぬ。

「変異株展示会」とは枝野幸男もよく言ったもので、現在主流となっているデルタ変異種以外にも、世界中から変異種が人口1400万人のTokyoへ集うのである。正にTokyoは変異株のデパートとなり、そこで新たな変異株が生まれたとしても、何ら不思議ではない状態にある。

コロナが可視化した五輪利権

オリンピックには一応、建前として「平和のための五輪」という理念があったはずである。
もともと「オリンピックという祭りの最中は全ての国で戦争を中止しろ」というお決まりがあったのだから、五輪の建前は平和のためのスポーツの祭典である。
しかし、少なくとも世界の人々の目線では今、新型コロナウイルスとの戦争中であり、とても五輪ムードではない。日本だけでなく、世界的に見ても五輪開催に対する目線は冷ややかだ。
「今は五輪やってる場合じゃない!」
これが世界的なコンセンサスなのだが、かねてから予想通りに五輪は強行されそうである。
ここで露わになったのは、五輪平和のための祭典ではなく、IOCの金(利権)のための祭典でしかなかったということだった。
何せ選手にサインさせた誓約書が酷い。
「今回の五輪で君に何があっても自己責任ってことにしてね(ニコッ)」
というわけで、IOCは責任を全回避するつもりであり、小池百合子は過労によって五輪の開催責任から狸寝入りすることに成功した。
安倍晋三、小池百合子に猪瀬直樹らが承知してきた東京五輪は、招致時点では7300億円の予算で行うはずが、いつの間にやら3兆円。
アベノマスクで政権が瓦解し、自滅に追い込まれた安倍晋三。過労によって狸寝入りに成功した小池百合子。そして責任を取らされる菅義偉。結局のところ五輪は単に金のためのイベントだった。こうなると最早、喜劇でしかない。

最悪の場合は東京変異種の登場も覚悟すべきである

新型コロナウイルスが流行するようになって早一年。今や地域によって変異株の種類に差が出来始め、現在主流のデルタ系はもとより、南米発で広まっているラムダまで存在する。
新型コロナの変異株はギリシャ文字が当てはめられているが、デルタは4番目、ラムダは11番目の文字である。
現状ペースで世界中から集まる変異株は少なく見積もっても8つのタイプが存在するわけだ。
さて、これらの変異株が東京に集結。熱中症によって倒れる選手もいるであろうから、医療も逼迫。もっと言えばマラソンは札幌開催のため、東京だけでなく、札幌にも変異株が集結することになるわけだ。これが五輪終了から1週間くらい経って、五輪によって撒かれた変異種の感染者が出回るようになる。いや、これだけ変異種が集まる祭典になるのなら、もしやオリンピック変異種が登場してもおかしくはあるまい。
ちなみにラムダの次はミュー(µ)が来るが、次のミューは日本が取る番となるのだろうか。少なくとも五輪開催をするなら、日本変異株という不名誉な名前の変異株が生まれることは、覚悟せねばならないだろう。

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疫病   2021/07/06   センチュリー・大橋
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