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キャリア形成は25歳までに生きる「方向性」を決めた方が良い

転職の多い人は時折「人生色んな経験をした方が良い」という言葉で自身の転職の多さを正当化することがあるが、少なくとも日本社会において、転職の多さは自滅への道を歩む危険な要因だ。
確かに学生の内のアルバイトとしては色々経験しておくことも悪くはないのだが、一度就職してジョブショッピングを繰り返すと、結局何も専門性が身に付かないまま貧困コースが確定である。
そうならない為にはどうすれば良いか。そこを考えてみよう。

業種か職種は固定するのが基本

転職が上手く行っている人の話を聞いていると、ある傾向に気付かされる。それは職種か業種に一貫性があるということだ。
例えば自動車ディーラーで整備に関わっていたとしよう。この場合、職種としては技術職であり、業種としては車である。さて、ここからの転職に当たって上手く行くにはどうすれば良いのか。ここは「エンジニアとして生きたい」のか「自動車に関わって生きたいのか」という方向性を打ち出しておくことが大切になる。

今の会社で整備士として働いていたなら、自動車整備の経験を生かしてより収入がアップできる会社へ機械系エンジニアへの転職が良いのかもしれない。
車に関わりつつ、整備士として得た経験を他の職種に転用したいなら、例えば営業職として自らの知見を基に顧客へ最適なアドバイスができるようになるだろうし、或いはメーカーで機械学習の道に進むと言った選択もある。実際、整備士から機械学習運用担当に転身した人がいたが、そこに至るまでの途中経過の職歴を聴いても「自動車に関わる」という点については一貫していたのだ。

そもそもキャリア形成とは何か?

近年はプログラミングがブームなのか、よく「エンジニアになって自由な働き方」とか「高収入!」と言ったものを目にするようなった。勿論それまでのキャリアでITとの関わりがある人や、或いはまだ20代中盤までの若者ならプログラミングで未経験からの一発逆転も良いかもしれない。ただし、20代後半になってプログラミングに夢を見てしまうのは、キャリア形成を大きく間違う危険性もある。
そもそもキャリアを形成するというのはどのようなものだろうか。言うなればキャリア形成とは一本の木を育てる作業のようなものだ。
まず幹となるものをしっかりと形成し、基板がしっかりと固まってきたら関連するジャンルへの枝葉を伸ばすのがベストな形成方法である。
一方、木に与えられる水(時間)には限りがあるから、二本の木を同時に育てるということは大半の人が出来ない。中には米山隆一氏のように医師と弁護士という日本の最難関クラスの資格を持った人がいるが、これは極めてバイタリティに溢れ、かつ才気にも恵まれた人であるからこそ成せる業であるため、多くの一般ビジネスパーソンには再現性がない。そのため、なんの道で生きるかという点については、一つの道に絞った方が良いだろう。

キャリア形成は25歳までが勝負

では自分のキャリアの方向性と言うのは果たしていつまでに定めれば良いのか。
基本的には25歳までに「道」は決めた方が良いだろう。大学を卒業してからだとMAX三年しか猶予がないことになるが、最悪、遅くても28歳までが猶予の効くリミットと言って良い。この年齢を過ぎてからの新規分野への方向転換は基本的に転落の人生に陥る可能性の方が高いので、職業生活をする上での業種か職種に対する大まかな方向性はこの時期までに行った方が良い。
尤も、20代後半の時点でビジネスパーソンの実力差が出始めてしまうため、キャリアを考える年齢は早いに越したことは無い。
一体どんな方向性を持って生きるのか。これを読んでいる人がまだ若い人なら薄っすらと考えた方が良いし、既に30歳を過ぎている人は、これまで築いてきた強みを振り返った上でキャリアパスを考えた方が良いだろう。
職業選択   2020/02/14   センチュリー・大橋
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