ジャニーズの吉本化

写真:大阪港のフリー写真素材より
筆者の実家の家族はKーPOPの大ファンであるが、RIZEのショウタロウを見ていると「渡韓して正解だった」と言わざるを得ない。
恐らくジャニーズに入っていたら才能が開花することなく歳を取っていただろう。
テレビ画面から映し出されるライブ会場の光景はRIZEが若い女性を虜にしていく様であり、特にトーク部分ではショウタロウのリーダーシップが良く発揮されていた。
一方、ジャニーズはどうかと言うと、海外市場を諦めて国内の客層を広げる方向性に転換していったように見える。
ネットでは「吉本のジャニーズ化」が指摘されてるが、恐らく松本人志氏の裁判絡みなどもあって、ジャニーズ事件と関連付けられてるのだろう。
ただ、一方で「ジャニーズも吉本化している」と言う印象も受ける。
これはジャニーズのアイドルがお笑い番組などで身体を張る芸をする人間が増えたことからも、ジャニーズが吉本化していると見ることもできる。
恐らくRIZEのメンバーに生放送でパイや生卵を投げたり冷水をぶっかけようものなら、若い女性達からたちまち顰蹙を買うだろう。
一方、ジャニーズの芸能人にはそれが許される下地が出来てしまっている。
一応Travis Japanのように渡米して成功を収めた「例外」は存在しているものの、やはりジャニーズの生命線は日本である。
K-POPとの直接競争は避けたか
しかし何故ジャニーズは芸人化してしまったのか。
恐らくK-POPとの全面衝突を避けたのではないかと考えている。
現実問題として、近年の日本のアイドル業界はK~POPには完敗である。
芸能に疎い身としてはジャニーズも韓流アイドルも大した違いを感じずともK-POPファンにとっては大きな違いを感じているようだ。
一つとしてジャニーズの主力は高齢化したが、やはり新陳代謝が上手く出来ていないと言うこともあろう。
ただ、単純に「歌って踊れるアイドル」と言う部分だけで勝負した場合、K-POPとの全面衝突になってしまう。
残念ながら「歌って踊れるだけ」ではK-POPには勝てないのがジャニーズの現状として存在し、国内で戦うに於いては「歌って踊るよりバラエティに進出する」方が競合が少なくて良いと言う選択をしたのだろう。
しかし内需頼みのみではジャニーズは沈没する
ジャニー喜多川氏は存命中に米国でヒットさせる目標があったが、終ぞ達成せぬまま他界した。
現在もベースは国内市場が頼みの綱であり、国内に依存し続けるためにフィールドを「歌と踊り」から「お笑い」へと転換した。
世界の若い女性を虜にするより、国内の中年男性に嫌われない方策を取ったと言って良い。
尤も、その国内需要にしてもお先は暗い。
今や日本人女性の2人に1人が50歳以上だからである。
もう20年もすれば5人に3人が50歳以上になり、市場は嫌でも縮小する。
やはり今後も一定の成果を出し続けるには、世界で戦うしかない。
だが、世界で戦うには、マインドの壁や多言語の壁など、乗り越えるべき障害も多い。
現在のジャニーズ事務所を見る限り、その壁を乗り越えるのは厳しいと言わざるを得ない。
