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「タイトルに釣られてリツイートしてしまう…」Twitterという深刻な病

ShareNewsJapanが望月記者について書いた記事が野党支持者からもリツイートされている。
そんなShareNewsJapanの記事を拡散する野党支持者ツイッタラーを見た人はこう呟く。

「この手の手法はネット右翼のサイトが使う騙し手法なのに未だ学習しない・・・」と。

ShareNewsJapanの立ち位置は自民党を持ち上げるサイトなのだ。
根本的に野党を嫌う立ち位置なのだが、なぜそんなサイトのツイートを野党支持者が拡散してしまうのだろうか。

タイトルしか読まない深刻な病

野党支持者が拡散したShareNewsJapanの拡散されたツイートはこのツイートだ。
ツイートをちゃんと読めばわかるが、単に望月衣塑子記者の発言をコピペしただけに過ぎない。タイトルもそのまんま望月記者の発言を載せただけ。
しかしまんまと野党支持者は釣られてリツイートしてしまったのである。
ShareNewsJapanの場合、自身の意見は直接は言わず、ネットの意見をコピーペーストする形式を取っている。
そしてこれがShareNewsJapanの拾った「ネットの声」である。
よく読めばわかるが、文章と言うのは「発信者の言いたいことは最後に来る」のが基本だ。
つまり、最初二人は敢えて望月記者寄り意見を取ってきたが、あとは全て安倍首相寄りの意見である。

仮に一記事だけを見てもわからないことだってある。
そんな時は「人気の記事」として上がってる参考記事があるのだから、参考記事も読めばよい。
こちらは望月記者の記事の関連リンクについていた山本太郎氏の記事だが、見ての通り山本太郎氏の評判を下げるコメントを拾ってきている。
もっと言えば、Twitterだけを見ても『どんな人間がShareNewsJapanをふぉろーしているか』を見れば、騙されずに済むはずなのだ。

Twitter+スマートフォンという病が思考力を奪う

Twitter民はリンク先を読まない。
これはかねてからコロンビア大学やフランスのコンピュータ・サイエンス共同研究チームがはじき出した結果によってわかっていた。

「現代人は読まない」

6割の人が「タイトルだけ読んでわかった気になる」というのを突き止めていたのである。
ShareNewsJapanの記事は実に「タイトルがよく釣れるようにできている」ということだ。
では一体なぜ読まないのだろうか。これにはスマートフォンのもたらす弊害が大きい。
スマートフォンとTwitterが組み合わさることで起こる弊害は、大きく3つの特徴がある。

㊀画面が小さい
㊁片時も手放せない
㊂常に情報に追われる

恐らくShareNewsJapanのツイートを拡散したユーザーの多くはスマートフォンで「あ、これは拡散しなきゃ」の善意で拡散したであろう。
「タイトルだけを見て判った気になっている」ので、自分にとって都合の良いタイトルを、さも当然にリツイートしたのだ。
そしてスマートフォンの最大の特徴が、画面が小さいこと。片手で操作できる設計なので、当然画面が大きくなるなどあり得るはずもなく、小さな画面を操作する。しかも手の平に収まるが故に手放すのも大変であり、妙な依存性があるのだ。
その上、TwitterのUIはシンプルであり、フォローする人間が多いほどタイムラインの更新を追うのに追われる。

これらの自体が総合して、結果、記事を読まなくなるのだ。
当然そこに思考力というのは殆ど介在せず、ただ善意と感情の高ぶりの為すがままに情報を精査しないままリツイートすることになる。
Twitterというのはキチンとフォローする人を選定し、情報を選別しなければ、Twitterを使いこなすどころかTwitterに使いこなされる羽目になる。
果たして貴方はタイトルだけ見て判った気になり、煽動されてリツイートしてしまうような、情畜になっていないだろうか。
小さな画面は物理的に視野を狭くし、それが情報の視野をも狭くする。スマートフォンとの付き合い方も含めて情報の取り扱いを見直してはいかがだろうか。

Twitter   2020/01/09   センチュリー・大橋
タグ:WEB , デマ
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