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事務職に転職するならIT業界でスキル身に着けておいては如何か⓵

好景気でも難関職

写真:神崎川のフリー写真素材より

事務職と言うのはいつの時代も人気の的だ。
格別に給料が高くもなく(寧ろ安い)仕事にも関わらず事務職の人気は止まらない。
給料が安くても人気と言うべきか、人気だから安くても応募が集まると言うべきかはわからないが、ともあれ事務職は一貫して人気の仕事であることは間違いない。

有効求人倍率においても事務職の倍率が1.0を上回るということはまずなく、1つの席を目掛けて多数のライバルが闘い合っている。

内定取るのは運ゲーム

だいたいの事務職はそこまでスキルを求められないことが多い。
尤も、それに見合って給料は安いし、WordとExcelさえできれば他の能力は問われないことも珍しくない。
そして今やWordやExcelは事務職に限らず、営業職でも求められるスキルとなった。

では応募が多く、スキルも求められない事務職の場合、どうやったら採用を取れるのか。
答えは運である。
採用を勝ち取るのに必要なステータスは運、それのみだ。場合によっては容姿も加わるかもしれない。
残念ながら通常の選考に於いて他候補者と差別化するためのスキルは、せいぜいオジサン好みの容姿をしているかどうかくらいしか、差別化出来る要因もないのである。

少しずつAIや自動化ツールに取って代わられるようになる

恐らくDXが功を奏した場合、いわゆる事務職の仕事はほぼなくなっていくだろう。
例えばChatChatGPT。今やプログラミングやイラストまでやってくれるようになっているのだから、一般事務の行っている作業とうのはかなり自動化の余地が残されているだろう。
また、事務仕事については外注化も進んでいるため、ますます社内に残らない業務になっていくのである。
もちろんAIも完璧ではない。試しに人物のイラストを描かせると指が6本になったり脚が3本になるなどの、心霊写真を作ってくれてしまうことも多々ある。
だが、80%程度の完成度を安定して供給できることがAIの強いメリットとして作用しており、残りの2割を人でカバーすると言うことができる。

AIは定型処理を得意とするが、いわゆる定型処理がメインの事務になると、これはAIが取って代わるようになるだろう。
そうした観点から、いわゆる定型処理しかできないスキルの無い事務仕事というのは、ゆくゆくAIをはじめとしたITシステムが取って代わるようになる。
事務しかできない状態で40代を迎えようものなら転職先もなくなり、お先は真っ暗である。

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職業選択   2023/11/03   センチュリー・大橋
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