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インボイス制度で目指されるのは国民の総社畜化なのか⓶

一種の社畜化制度

少なくともインボイス制度自体は制度作成者の意図はともかくとして、ある種の国民社畜化制度である。
例えば客先常駐フリーランスなどは、フリーランスでいることの恩恵は全く受けられなくなるだろう。

インボイスに掛かる金銭負担と事務負担の増加、これに加えて通常業務もこなさなければならぬのだから、負担は大きくなってしまう。
少なくともIT業界の客先常駐フリーランスなどは、常駐先への直雇用へ切り替えるか、他の企業へ正社員としての転職が必要になるであろう。
 

起業か就職か

インボイスの影響が本格化するのは2026年秋以降である。
2026年秋より2割特例がなくなるためだ。
この頃までには少なからず、法人として本格的に起業するのか、それとも就職するのかを決めることとなる。

現実路線としては就職をする人が大半となるであろう。
起業をすると言っても一人で起業をして従来の免税事業者以上の所得を得ることは難しいものがある。

問題は就職する場合、フリーランス期間の職務を実務経験としてカウントしない企業は少なくないと言うことである。
日本の職習慣•職業観からすると、どうにも会社員=社会人と言う職業観が定着していることが否めず、フリーランスからの採用に難色を示す企業は少なくない。

少なくとも会社員→会社員への転職(実態はほぼ転社)に比べ、フリーランス→就職への道は、それ相当の困難を覚悟しなければならない。

2025年の内から準備が必要である

少なくとも就職を選ぶにしても法人化起業を選ぶにしても2025年の内から準備が要ることは確かである。
まるで一億総社畜化でも目指しているかのようなインボイス制度であるが、もし少しでも再就職を考えているようであれば、準備は早い方が良い。
日本企業の場合、フリーランスに対するものの見方は厳しく、社会人=勤め人という暗黙の了解がある。

フリーランスの再就職はなかなかに厳しい。
恐らく1年間はあっという間に経過してしまうであろう。
フリーランスとしての経験は実務経験にカウントされないと言った話もあるし、何より就職時には身元保証人を要求される可能性が高い。
そうした要素を見た場合、やはり早め早めの準備•行動をしておくことが、収入を守ることになるだろう。

「新たな共産主義」の延長にあるのが今の惨状だ

職業選択   2025/09/27   センチュリー・大橋
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