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下がらぬ多摩川の水位<ー堆積した土砂で緑道が消滅!!ー>

台風19号の影響力は1週間経った川崎で尚残っている。多摩川の水位が下がらないのだ。
前回は六郷土手からの多摩川の様相を眺めていたが、改めてガス橋から川崎方面へ南下してみると、改めて台風19号の影響力が伺える。
ガス橋から更に南下すること約1㎞。多摩川大橋を渡って大田区に入ると、堆積した土砂によって緑道が埋まっていたのだ。

膝下まで埋めてくる堆積土砂

大田区の緑道は土砂によってほぼ消失している。それでも人の足跡があるからそこを歩いてみようと思うと、ズボっという音と共に自分の体が埋まって行く。
靴は完全に土砂に飲まれ。膝下まで足を埋め尽くしてしまう。
その状態を見ていたとある若者もまた、自転車を押しながら自分の帰り道に困っていた。
少し歩くと再びその若者が立ち尽くしており、一言「これどうやって進めば良いんですか?」と尋ねてくる。尋ねられたところで「貴男さっき私がどんな目に遭ったか眼前で見てたでしょ(苦笑)」と返すしかないのだが、それくらいに絶望的な程に土砂は堆積している。
加えて大田区や川崎市は下水は合流式なので、堆積した土砂には排泄物が混じっていることが更なる絶望を誘ってくる。その事実を裏付けるかのように腐卵臭が私から漂い、これが学校生徒だったら確実にイジメの対象になりそうだと思うくらい絶望的な臭いが私から発せられていた。
川崎市側は堤防の上に歩道が整備されているため、再び川崎市側に戻って帰ることになったが、無論、川崎市側も土砂の堆積が凄まじいことになっている。
リバーサイドバークゴルフ場は湿地と化し、バンカーに落とせばそのまま池ポチャで1ペナルティー発生する状態となった。土砂でグリーン以外が埋まったのか、普段は緑に覆われたゴルフ場が茶色に染まっている。
土砂でうめつくされたさいわい歩道橋近くの憩いの場(川崎市幸区)
さいわい歩道橋の近くにあるこの憩いの場も、土砂によってコンクリートが埋まり、立ち入ることができない。
残念ながら翌週も台風20号と21号によるダブル台風の影響を受ける可能性が予報で出ており、かつ22日も大雨の可能性が示唆されている。
当面、これらの土砂が固まることはないだろう。そして、埋められた緑道を復活させるには大きな工事が必要になりそうだ。
果たして住民が緑道を歩いて探索できるのはいつになるのか。先行きは良くなさそうである。
  2019/10/20   センチュリー・大橋
タグ:環境問題
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