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ポムポムプリンのツイートがアベノミクスをよく表していると評判に!:トリクルダウンなど起きない

ひと昔前に話題になったポムポムプリンがアベノミクスを風刺している絵図があったが、最近再び小さく広まっている。
トリクルダウンは起きない。それをよく表した一枚絵が、次の流しそうめんに表れている。

「ながすでちゅう!」
そんな怒りの声を上げる鼠をよそに、ポムポムプリンはどんどんそうめんを食べていく。そうめんはポムポムプリンでストップし、下の動物に流れてくるのは水しかない。これが現実経済で起きていることとよく似ており、アベノミクスをよく表したツイートとして秀逸なツイートと一時期評判であった。

ポムポムプリン×アベノミクスの評判

アベノミクスにおける経済の動きは量的金融緩和(異次元緩和)で通貨発行量を増やし、まず大企業に回すことで、そこから下に降りていくことを目標にしたものであった。
量的金融緩和をすることで円の価値は下がり、為替面では円安になる。その結果、輸入品の物価は上昇するため、食い物の値段が上がったりサイズが小さくなったりする。
一方でアメリカとしては円安誘導されたことにより、自国の輸出産業(特に自動車メーカー)には悪影響が起こる。
これにより日米FTAという日本にとって全く旨味のない条約を押し付けられ、為替操作禁止条項を飲まされることになった。
一気に上がった為替に対し、賃金の伸びは大して上がっていない。
年金の積み立てを投入して官製株価を作り出したものの、企業の本質的な収益を稼ぐ力が鍛えられたわけでもないため(現に日本のPCメーカーは実質的に外資の部品を組み立てて使っている)、上がった株価に対して企業体力が上がったわけでもない。その結果として内部留保を溜め込んだとも言えるだろう。
尤も、名目賃金に関しては「お気持ち程度」には上がったのだが、物価上昇、および社会保険料の肥大化によって、手元に残るお金が少ないことには変わりない。
よって消費が伸びることもなく、見せかけの株価と起こりもしないトリクルダウンに任せた放漫経済がアベノミクスというものであった。
流れてこないそうめん。食べて肥大化するポムポムプリン。その意味でアベノミクスを体現した風刺になっており、このセンスは秀逸と言って良いのかもしれない。

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