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斎藤元彦が兵庫県知事に返り咲く<深刻>な理由⓶

立花孝志の暗躍

少なくとも2024年の兵庫県知事選挙において、斎藤元彦氏勝利の立役者として、立花孝志氏の存在は外せないだろう。
今回の兵庫県知事選に立候補はしていたものの、最初から当選する気はなく、選挙ポスターにおいても斎藤元彦無実説を主張していた。
つまり兵庫県知事選挙2024は斎藤元彦氏の選挙カーが2人分存在するような状態なのである。

NHK党による選挙クラッシュ

また、座間市議会の片岡将志議員(NHK党)により、稲村氏の公選挙法違反が指摘され(実際には違反していなかった)対応に追われることとなった。
一方で立花氏は百条委:奥谷氏の自宅兼、事務所の前にて街宣を実施。
メガホンで「奥谷でてこい!!」などと言う脅迫行為を行なっていた。
その様相は反社会的勢力そのものである。

しかし、資金は一体どこから得たのであろうか。
現在、立花氏のYoutubeは収益化できない状態であり、生計を支えるのはスナックでのアルアバイトだと言う。
2025年に行われる南あわじ市長選挙では立候補を決めており、株式会社FCチャンネル代表取締役の林尚弘氏が支援を表明している。
兵庫知事選においても資金提供を受けていれば、氏が思う存分活動できることも納得できよう。

対立候補はN国対策に追われ、斎藤元彦氏はその間、自身の主張に専念することができる。
実際に結託があったか否かはさておき(実際に結託していた場合は選挙犯罪になるが)斎藤氏としては立花氏を「赤の他人」として放置すれば良いので、好条件が整ったというわけである。

兵庫県政の混乱長期化は避けられない

斎藤氏が有利になる条件は多くある。
10月25日の県議会における百条委員会秘密会の音源が流出したことも、民衆の感情に火をつけることに一役買ったであろう。
この流出経路がどこから行われたのかに些か疑念はあるが、一つだけ確かなことは、兵庫県政混乱の長期化は避けられないということである。

そして今回の選挙戦は選挙期間中に於ける民衆感情の変動も見逃せず、対立候補として出馬した清水氏も「民意の変化を掴み取れなかった」と述べている。
筆者自身、9月より神戸に移り住んでいるが、やはり「何が起きたのか良く分からない」と言うほど意味不明な選挙であった。

兵庫県政の長期不安定化は避けられない。
石丸伸二氏と斉藤元彦氏は、選挙の流れを明らかに変えている。
東京都では小池百合子氏が続投しているが、小池氏は「テレビの女帝」である。
しかし、兵庫県知事選挙では「ネットの王子」が勝つ流れとなった。
マスメディア戦と異なり、SNS戦は「嘘も立派な武器」である。
嘘を吐くのは一瞬でできるが、反証には非常に時間が掛かる。
だが「嘘をついても大衆を熱狂させて票にしてしまえばコッチのもの」と言うのもまた、民主主義の持つ本質である。

稲村氏や清水氏が知事になっていたら兵庫県の混乱の収拾はできたかもしれないが、よりによって斎藤氏が当選してしまったため、兵庫県政治の混乱は続くであろう。
全く、仕事の都合でなければ、京都に戻りたいところである。

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  2024/11/19   センチュリー・大橋
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