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品質管理の三現主義はジャーナリズムに於いても必要なものである⓶

すべては現場で回っている

写真:七尾市のフリー写真素材より

品質管理の三現主義はジャーナリズムにおいても重要な要素である。
どん兵衛不買運動の実際はどうだったかは、各コンビニへの聞き込み調査を行うことで、本当に日清食品や小売店に打撃があったのかは調査できる。

少なくともジャーナリストを名乗るものが取材すら行わずにShareNewsJapanの記事を拡散するなど論外で、本当にどん兵衛不買が効果出ているかを確認するには小売店に出向くべきである。
どん兵衛不買運動が効いているか否かは小売店に出向き、インタビューをすれば推し量ることができるだろう。

偏向報道だとは言うが…

ネットには「偏向報道が嫌いだ」という者が多くいるが、そういう者ほど「自らの偏向ぶり」は正そうとしないものである。
メディアが偏向しているのは当たり前の話であって、何なら加藤清隆が拡散したShareNewsJapanも「大きく偏向」している。

そもそも政治系まとめサイトの多くは1次情報源がマスコミ、ツイートに過ぎない。
自ら取材しに行くようなら到底1日5記事、10記事は書けないだろう。
何よりマスメディアもネットメディアもアクセスを稼ぐには「想定読者層(想定購買客)」を設定し、その読者に応えられるように記事を書いている。
当然、ニュートラルな視点に立ったメディアなど存在しないのであって、人間と言うのは偏向しているのが常である。

当然、まとめサイトも想定読者層を設定している。
取り分け、政治系まとめサイトは悪口が多いのであるから、コンプレックスを持った人間が想定読者層と考えられる。
人のコンプレックスを刺激して他人の悪口を言えることがコンプレックスを抱えた人間の快楽となり、快楽を満たす欲求が「偏向した記事」を拡散する。
要は、どん兵衛不買騒動なども「本当に日清食品がダメージを受けているかはどうでも良い」のであり、単に「どん兵衛不買運動が効いていると思えれば良かった」のである。
そこに三現主義の視点など全くない。

基本的にネットメディアはマスコミより信憑性が薄い

マスコミの信頼性が問われる時代になったが、とは言え政治ジャンルにおけるネットメディアの信用性など、たかが知れたものである。
曲がりなりにもマスコミと言うのは現場で取材をし、現物に触れたものを情報として提供しているものが多い(もちろん全てではない)

一方、ネットメディアは現場に行っていること自体が少ないし、当然現物に触れていることも多くない。
そこから現実的に考えているかと言えば、だいぶ憶測や推測、願望があり、願望を記事にしているだけということも多いものだ。

ネットで決まり文句のように効かれることの一つが「マスコミが報じない真実」であるが、マスコミが報じない真実がネットに出回るかと言えば、それはないだろう。
それが出回るのは誰かが現場に行き、現実に触れた時である。
結局のところ、マスコミが報じない真実と言うのはネットではなく、現場にあるのである。
だからこそジャーナリズムには三現主義の視点が必要なのだ。

品質管理の基本知識として度々目にする三現主義であるが、ジャーナリズムとは正に三現主義の視点で論じるべきなのである。

東京は人が多すぎる-過密すぎるが故に問題も起こる

「防衛費を増やせ!」⇒「でも増税はするな!」はムシが良すぎである
ジャーナリズム   2023/12/27   センチュリー・大橋
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