あと3日で閉店する店舗で叫ぶ維新
春になると思考にも桜を咲かせる人がいるものだ。
神奈川では車上荒らしの犯行動機に「プーチン許せなかった」と言う人もいれば、自分が追われているからと外務省に突っ込んだ輩もいた様子。
2月中旬付けで東京都から離脱し、京都市に移り住んだというのに、私の元には狂気に満ちた人の話に暇はない。
どうやら江東区の音喜多駿の弟子が何やらやからしたようである。
都の外郭団体が運営するコンビニの品揃えが悪いと叫ぶのである。
だがそのコンビニ、3/31付けを以て閉店する店舗であった。
万一にツイートを削除される可能性もあったため、魚拓を確保しておいたのだが、ツイート日時をご覧いただきたい。
3/29である。その2日後は、当のメルシーが最終営業日の日であった。
これは印象操作そのものではないか
4月になった今、当然ながら該当の店舗は閉店している。
言うまでも無いが、閉店間際のコンビニエンスストアなら品揃え薄くて当然である。それはセブンイレブンだろうがローソンだろうが変わらない。
何なら駅ナカの限られたスペースで品揃えしなければならない以上、民営化云々以前の問題である。
民営化することで品揃えが良くなった?
同氏は「閉店予定の告知がされてればあんなツイートはしていない」と前置きした上で、六本木駅構内のローソンについて「品揃えが段違いに違う!!」と自身のブログで述べている。
だが、そもそも閉店前の店舗と現在稼働中の店舗を比較対象としかされていないため、それは六本木のローソンの方が品揃えが良いに決まっている。
もっと言えば、民営化すると何が起こるかと言えば、そもそも店舗が減るのである。
東京メトロでは「ローソンメトロス」という売店があり、これをローソンに切り替える予定であったが、全ての店舗がローソンに切り替わったのではなく、ローソンにとって採算の取れないと判断された店舗は閉店されたのである。この閉店数はザッと90店舗ほどにもなるようで、ローソンに切り替わったとて都民が便利になった訳では無いということである。
尤も、都庁前なら地上に出るだけでコンビニは直ぐに見つかるであろうから、メルシーが無くなったところで一気に不便になるというものでは無いかも知れない。氏は江東区の人間のようだが、江東区くらい栄えた街なら、コンビニの1店舗2店舗減ったところで不便をすることは無かろう。