「夏休み中の帰省や旅行は控えて!!」と政府は言ったものの、お盆休みは結局豪雨によるロックダウンが起こることになり、実際に帰省した人はあまり多くは無いだろう。
帰省しようものなら飛行機は飛ばせず、新幹線が運休してしまい、ともすれば週明けの出勤が可能かすらが怪しい。そんな中でわざわざ帰省を試みる人は多くは無かっただろう。帰省によるUターンラッシュも盛り上がることなく2021年のお盆は終わり、緊急事態宣言下の日常に戻ることになる。
それにしてもであるが、今回オリンピックを開催したことによって、今後、政府関係者が移動の自粛を呼びかけを行っても効果は殆ど無くなってくるだろう。
「県境を越える移動を控えて!!」と言ったところで、国境を越える移動は許してしまったのだから。
Twitterの反応
五輪開会式前に入っていたラムダ株
国境を越えた移動を許したことで、ラムダ株が日本に入ってくるのは想定内の出来事であった。
現に五輪開催前には日本の感染者数も急激に上昇をし、株価は下落をした。
正しく当初言われていた通りに「五輪は変異株の展覧会」となったのである。
禁酒令を敷いたところでスポーツ感染は酒の肴になり、実際には闇営業をしていた居酒屋で酒を片手に五輪に興じ、かたや新国立競技場外で開催される競技は観客集まり密になる。正にスポーツ感染である。
オリンピックを終えた今、国民に「県境を越えるな」と言っても聞かれぬであろう。なぜなら国境を越えることが許されてしまったのだから。