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「ベランダでバーベキューしないで下さい」と言われてわからない人達⓶

アニメファンからも呆れられるごちうさリプトンオタク少なくともリプトン紅茶不適切飲茶事件は善良にアニメを愉しむ人間からは呆れられているのだが、普段「表現の自由を守れ」と叫ぶ者の中には、件の内容をジェンダー問題にすり替えようとしている者も見受けられる。
だが、今回の事件はジェンダー問題などと言う高尚なものでは無いことは、アニメファンの反応を見れば明らかである。
むしろ根本的な問題が余りにも幼稚な問題であり、端的に言って「ベランダでバーベキューをするな!!」という、程度の低い問題なのだ。

ただのモラル問題でしかない

マンションでもアパートでも良い。集合住宅に住んでいる様子をイメージして欲しい。
隣の部屋の住人がベランダでバーベキューをしていたら、どんな気分になるであろうか。
「ベランダでバーベキューをしないでくれ!!」と言いたくなるはずだ。
だが、それに対して相手が「ベランダでバーベキューすることを禁ずる法律は無い!!」と言えばどうなるであろうか。直ちに管理会社に連絡するであろう。尤も、下手に直接注意してトラブルになるのは避けたいであろうから、大抵隣人がバーベキューをした時点で管理会社直行(直電)かもしれない。
何せ隣でバーベキューされると厄介だ。臭いは飛んでくるわ、下手すると火の粉が飛んで火災の恐れはあるわ、そうでなくとも食い粕に虫が湧いてくるかもしれない。住環境が悪化することは間違いなく、止めて欲しいと思うのが普通であろう。
改めて、ごちうさ紅茶不適切飲茶事件を見ていただきたい。
まず紅茶に対するイメージが悪くなり、紅茶の買い控えが起こるであろう。ただでさえコラボに金が掛かったのに、メーカーとしては悪質なユーザーのおかげで売上まで減るのだ。こうなると「二度とアニメコラボなんかしないわ」と言われてもおかしくないわけである。
私達は大の大人に向かって「ベランダでバーベキューしないで下さい」と言わねばならぬのであろうか。しかし、これはそういう幼稚な問題である。

現実として多くの日本人は表現規制は望まないが…

日本企業の契約書は薄っぺらいと言われていて、SI産業でも顧客との間に生じたトラブルは「お互い話し合って善処する」のような文言で済まされることで、契約書の内容がだいぶ薄っぺらいものになっている。最近ではプロジェクト失敗による訴訟も起きているが、基本的に日本人は性善説に立つことが多いのであるから、表現規制に関しても望む声は少ないだろう。
逆にアメリカは表現規制が厳しいが、これは性悪説に立って考えているからであり、アメリカの契約書がタウンページ化するのも訴訟社会故の防衛術である。
性悪説に立つからこそ「取り決め(ルール化)しなければ相手は悪さをする」という考え方になり、それが契約書の分厚く、表現規制の強い社会を作っている。
反面、日本人は世界的にも珍しい性善説に立つ国民性があり、性善説に立つからこそ堅苦しくルール化されるのは好まないのである。
一般の人々がオタクへ望むのは「どんな趣味を持ってても良いけど人を巻き込まないでね」というものである。
「そんな趣向持つな!」というアメリカに比べれば「棲み分け(ゾーニング)してくれれば良い」というのが、多くの一般的な日本人の意向であろう。
ただし、歩行喫煙も「マナー守ってくれない人が多いから規制して!」と求められるにつれ「路上喫煙禁止区域」が存在し、違反者には罰金が科される世の中となった。
マナーとは「皆が生きやすくするために行う心配り」である。表現の自由の御旗を振りかざす前に、重オタク層は一般(無関係)層やライト層向けに配慮できているか見直して欲しいものである。もしも表現の自由を「他人を傷つこうが無制限の自由だ」と思っているのであれば、いずれ「やっぱり規制が必要だ」と思われたとしても、不自然なことでは無いだろう。

合わない学校に行った時点で勉強はとてつもなく嫌いになる

よい仕事をさせてないーそりゃ社員だって盗みも働くさ

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表現   2021/10/31   センチュリー・大橋

「ベランダでバーベキューしないで下さい」と言われてわからない人達⓵

テレビアニメ「ご注文はうさぎですか?」は芳文社からアニメ化された作品としては人気度No2を誇り(1位はけいおんだそうだ)、近年ではローソンがよくコラボ商品を出しているが、リプトンのパック紅茶とコラボした製品で事案が発生した。

ごちうさ牛乳パッケージ:公式が遺憾表明一部のマナーの悪い購入者から不適切な用途で用いられたことに対し、森永乳業が「残念に思う」との意見を表明。コラボレーションの中止こそされなかったが、コラボ史に負の歴史を書き込むこととなった。
リプトン紅茶はパック商品こそ森永乳業が『国内での製造』を行っているが(製造工場は多摩工場)、リプトンのブランドは英国企業であるユニリーバが所有している。
公式ホームページでは「どのような使用方法が為されていたか」は書かれていないが、Twitterで「ごちうさ リプトン」と検索するだけで、如何に不適切に使われ、公式としては書けない内容であるかわかるため、興味のある人は「リプトン ごちうさ」で画像検索してみれば良い。

Twitterの声

傷つくブランドイメージ:回復には時間が掛かる

一部の過激なオタクから不適切な用途に使用されることによって、リプトンのブランドイメージは損なわれることとなる。
加えて不適切用途に用いられたことにより、紅茶(特にレモンティー)そのものに対する忌避感を生じさせ、森永乳業の売上減にも繋がりかねない。
金をかけて行ったコラボでまさか売上を減らすような事態になるとは、企業側も想定外であっただろう。
何より、アニメ好きな人間からすら「これはオタクに表現規制かけたくなる」という意見が見られている。普段、ジェンダー問題どころか政治のツイートすらあまりしないアカウントからそうした声が見られているのだから、相当な事態なのだということがわかる。

合わない学校に行った時点で勉強はとてつもなく嫌いになる

よい仕事をさせてないーそりゃ社員だって盗みも働くさ

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表現   2021/10/31   センチュリー・大橋
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