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SESを卒業して自社勤するならコミュニケーション力は上げておけ⓶

人材が不足しているから入社する

SESとは違い、自社勤務をするのは人が不足しているからである。新規に事業を立ち上げたからか、それとも事業が拡大したからか、はたまた前任者が退職するからか。いずれにしてもSESと違い、暇な現場に投入されるというわけではない。よって先輩社員は基本的に忙しい状態でスタートする可能性が高いと言えるだろう。
そんな中で、ある程度教育も受けながら作業を進めることになるであろうが、忙しすぎるが故に先輩社員は不満を抱えて業務をしていると見て良い。
勿論SESの仕事でも忙しい現場はあったであろう。特に開発の場合、客の無茶な仕様変更などに付き合わされての忙しさなどもあって、多忙を極めることもあったかも知れない。
ただし、自社勤務の忙しさはSESの忙しさ、人間関係とは違う質のものになる。
特に自社勤ともなれば、社内に利害関係者も増えるということは抑えておいた方が良い。

関わる人間の種類が増える

SESの客先常駐の場合、常駐先によってピンキリではあるが、関わる人間の利害関係者はあまり多くはない。
基本はSIerとの上下関係が主で、時にエンドの客(SIerへの発注者)と関わることもあろう。エンドの前では身分を詐称しながら過ごすことになるが、通常はエンドと同じ業務部屋で過ごすことは稀なため、打ち合わせ以外で対面することは無い。よって日々の業務では極めて狭い人間関係の中で過ごすことになる。

一方、自社勤務になると、利害関係者がグッと増えるのである。
SIerの立ち位置が自社の上司に変わり、勿論顧客がいて、或いは営業部署との関わりも発生する。BtoBの仕事をしている場合、恐らく営業との関わりは多くなるだろう。更には同じチーム内には有期雇用者(パートや契約社員)もいれば、外部からパートナーが出向されてくることもある。WEB系企業やゲーム会社なら、広報部署と関わることもあるかも知れない。自社勤務の正社員雇用で働き出すだけで、実に色んな方面との利害調整が必要になるのだ。
当然、コミュニケーション能力を要求される場面もSES時代と比べればグッと増える。例えば社内SEとして仕事する場合などは、社内の人間関係を上手く調整できる調整能力は特に求められるだろう。

すべてはコミュニケーション能力がモノを言う

SESを卒業すると、複雑化した人間関係の中に身を置くことになる。
「(専門特化した)技術力だけあれば何とかなる」とはならないのだ。
SESから卒業すると、ますますコミュニケーション能力が必要になることを実感するだろう。しかし、収入を上げたくば避けては道である。恐らくシリコンバレーとて、収入を高くするにはコミュニケーション能力も問われることは変わらないだろう。
SESに所属して働く場合は「チームの一員として」働くよりも「一介の下請けとして」働くに過ぎないものであったが、自社勤務はそうもいかない。本当に「チームの一員として」仕事をしなければならなくなる。様々な利害関係者と調整する機会は段違いに増え、結局のところ「コミュニケーション能力こそ最強」ということを実感するだろう。
きっと採用面接でも訊かれるのではなかろうか。
「チームで何かを達成したものはありますか?」と。
SESから卒業するなら、どこへ行こうとしてもコミュニケーション能力が必要になる。そのことを念頭に置いて、転職活動を進めて欲しい。

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職業選択   2022/04/23   センチュリー・大橋
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