横浜センチュリー

📰Side Beach Journal
  • トップページ
  • 「給与で会社を選ぶ人とは働きたくない」東京から撤退してはどうか🚃
下層ページタイトル背景

新着情報詳細

このエントリーをはてなブックマークに追加

「給与で会社を選ぶ人とは働きたくない」東京から撤退してはどうか🚃

「給与で会社を選ぶ人とは働きたくない」東京から撤退してはどうか🚃
写真:下田市のフリー写真素材より

「給与で会社選びするような人とは一緒に仕事したくない」と人事担当者がツイートしてしまったノースサンド社は、銀座に本社がある。
東京都中央区のテナント賃料の坪単価は凡そ30,000円だが、銀座は更に坪単価が高く、36,000円ほどになっている。
なお、ノースサンド社が入っている歌舞伎座ビルは現在、8階がテナント募集中であったため、家賃を推計してみたが、毎月払う家賃はザッと1480万円ほど掛かる見通しだ。
即ち家賃だけで年収400万円の社員3人分くらいの費用を1ヶ月で払っているということになる。
なお、過去には年間家賃3億円を払って破綻した会社があった。その企業の名をOrigamiという。

東京オフィスにかけている家賃こそ無駄では?

ノースサンド社に限った話ではないが、従業者に金を出したくない割にオフィスには随分と金をかけているじゃないかと言いたくなる企業は存在する。
銀座と言えば日本人なら誰しもがしる一等地だ。テナント料が高くなるのは当然である。
では銀座にテナントを構えたところで、企業のブランド力が上がるかと言うと、そうではあるまい。
現に炎上前にノースサンドという会社を知っていた人はどれだけいたであろうか。ノースサンド社の占有面積はわかりかねるが、そうは言っても年間1億円前後の家賃を払っているのではないか。
そこまで「収入に拘る人と一緒に仕事したくない」なら、まずはテナント料を減らすことが先決ではないのか。なんなら五反野辺りに小さなテナントを借りて「東京営業所」とでもしておき、下田市の貸事務所やらホテル跡地に本社機能を投入した方が家賃は安くあがると思われるが如何か。
顧客は確かに東京の山手線内側に多いであろうから、東京営業所は必要である。だが五反野(五反田ではなく五反野である)なら家賃も抑えられよう。日常的に顧客回りをしなければならない営業部隊は五反野に居て貰えばよろしい。
その上でPJ実働部隊は伊豆で下田湾を眺めながらでも仕事して貰った方がモチベーションも上がるだろうし、普段はオンラインで顧客や東京の営業マンと打ち合わせもできようし、時に出張が必要なら踊り子一本で東京に行けるぞ。
伊豆なら年収350万円でもそこそこゆとりのある暮らしも出来るし、会社にも社員にもWin-Winになると思われるが、事務所には年間1億円前後掛かっているのに「給料にこだわりがある人と働きたくない」という企業というのは如何なものか。

生産性を上げたくば人に金をかけよ

ITというのはハイテク産業であるはずだが、その根幹を支えているのは結局のところ人なのである。
「人材の流動性が大事」と言われ始めている時世ではあるが、だからと言って社員の帰属意識が必要無くなったわけではない。社員に帰属意識を持たせることは大切である。
だが、帰属意識を持たせるためには、ただ「理念に共感しろ」と言っても無駄であるし、給料を上げずにやりがいだけ上げる方法など探すだけ無駄である。
一方、オフィス自体は不要になることは決してなく、寧ろコロナ禍によってオフィスの必要性を再認識した企業は多かろう。だが、Origamiが破綻したように、いくら場所がブランド力のある一等地であろうが、それは会社のブランド力になるわけではない。しかし、人に金はかけたくない(給料は上げたくない)のに見栄は張りたい企業が多過ぎはしないか。
人材にお金をか掛けたくないという経営者はいっそ東京から撤退してはどうか。
東京で年収360万円では、郊外に安いマンションに住み、満員電車の苦痛に耐えながら通勤する、ゆとりのない暮らしになる。
方や伊豆で年収360万円なら、まぁゆとりは持てる生活はできよう。伊豆に実働部隊用のオフィスでも借りて碧い海でも見ながら仕事出来る方が、よっぽど従業員の満足度は高いと思うぞ(と言っても下田市の住宅家賃は京都市並みには高いが・・・)
ノースサンド社に限ったことではないが、給料で会社選びする人と働きたくないと言っている企業はまだあるだろう。それなら東京から撤退すれば家賃が相当浮くのだから、他県にオフィスを移転してはどうか。
銀座や品川のテナントにかける1億円より、人材に4000万円かけた方が、よっぽどプラスに繋がる金の使い方だと思うぞ。

よい仕事をさせてないーそりゃ社員だって盗みも働くさ

無駄金払いのアウトソーシング:ぼったくられてるだけだぞ
事業戦略   2022/02/11   センチュリー・大橋
PAGE TOP