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川崎市

川崎市 一覧

何故ない東京市!!:存在しない理由は●●だった!!

神奈川県の県都は横浜市であり、横浜市民には横浜人としての自負がある。
隣町の川崎と対立している横浜だが、横浜人には横浜人としての自覚があり、川崎民には川崎民としての自覚がある。
県外の人間から見ても神奈川県民であることと横浜市民であることは別個で存在することができ、横浜人はやはり横浜人なのである。

一方、東京都では町田市民を除き、東京都民は都外の人間からは「東京の人間」と一括りにされてしまうのが悲しいところである。
多摩地域は個々の市町村のブランド力に乏しく、比較的ブランド力のある町田は「神奈川県町田市」としてのブランド力であり、それ以外の市町村についてはやはり「多摩地域の人間」としてのブランド力が無いため、東京都民という概念にて一括りにされてしまうのが悲しい現象である。

都民から見た東京都のイメージ

ネットで話題になっていた東京都のイメージ図だが、都民から見た東京都のイメージはだいたいこれで合っているだろう。
しかし、これを他府県の人間に理解してもらうのは大変なのである。

神奈川県はカワサキとヨコハマで明らかに雰囲気が異なるし、湘南や小田原など各々に知名度があり、独立した民族性を理解してもらえるのだが、東京都は意外とそうでもない。そもそも東京には「東京市」が無い。これが他県から見た東京のイメージに多摩も東京の人として一括りにされるのではないかというきがしないでもない。

東京には無い東京市

東京には「西東京市」という自治体ならある。
かつて存在した保谷市と田無市が合併して西東京市になったのだが、肝心の東京市は無い。
元々は「東京市」は存在した。今でこそ「東京都」であるが、当初は「東京府」だったのである。

東京府庁/東京市役所

ではなぜ東京市は無くなったのか。それは戦争によって「東京府」に吸収される形式で「東京市」が消滅し、現在の「東京都」になったからだ。
その昔、東京府庁と東京市役所は同じ建物に入っていた。同じ建物に入っていたが、組織としてば別個の存在であり、別個の存在であると職員間の縄張り争いが起こってしまう。
愛知では大村秀章県知事と、河村たかし名古屋市長が縄張り争いしたお蔭で名古屋の行政がストップしていると言われているが、正に当時の東京府と東京市の関係もそれに近い関係だったのかもしれない。
戦時中ということもあり、行政のストップは許されないということから、合理化を図った末に生まれたのが「東京都」と言うわけだ。
つまり現在の都庁は実質的に「特別行政区(23区)の頂点」としての機能と「多摩地区・離島部を含めた都の頂点」としての機能がパックになっているわけである。

大阪都構想が目指している姿もここであろう。
尤も、大阪は市も府も長は大阪維新の人間が就いていることから、喫緊の課題とは思えず、寧ろ県知事と名古屋市長のプロレスが続く愛知県こそ都構想を導入した方が良いのかもしれない・・・。

もっと多摩地区にブランド力を…

多摩市と立川市は「とある科学の超電磁砲」で部隊になった土地であるし、多摩市にはサンリオピューロランドがある。住民票はキティ版も発行してもらえる街なのだが、まだまだブランド力という点では神奈川県町田市には遠く及ばないのかも知れない。
はんなりギロリの頼子さん(京都府やなくて京都市)
はんなりギロリの頼子さんより
やはり自分の出身地や住処について、都道府県単位より市町村単位で語りたいものである。
「京都”府”やなくて…京都”市”」
京都市にはそれだけのブランド力はある。しかし東京都の多摩地域、まだまだ「神奈川県町田市」以外は市単位でのブランド力構築はまだ遠い。
試しに多摩市在住の人は自宅の最寄り駅を訊かれたら「多摩センター」と答えて見ると良い。
結構な確率で「ああ、田園都市線ですよねー」と返ってくる。
「そりゃ多摩センターじゃなくて、たまプラーザだ!」と突っ込みたくなるのが常である。
それだけ多摩市より横浜市の方がブランド力はあるのだ。

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タグ:横浜市 , 川崎市
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