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優生思想

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人は誰しもが心に小さな植松聖を持っている‥例外はいない

根っ子では繋がっている

メンタリストDaigoがホームレスや生活保護受給者を非難して総スカンを喰らったかと思えば、 名古屋出入国在留管理局では収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマさんが亡くなるという事件があった。
このウィシュマさんが亡くなったことに関して、ネットではウィシュマさんを罪人のように糾弾するツイートが多く見られた。
メンタリストDaigoとウィシュマさんの亡くなった事件、一見別々の事件に見えるが、しかし内容は非常に似ている。

「自分の払った税金が生活保護受給者に使われて欲しくない」

”生活保護受給者”の部分を外国人に変えると、メンタリストDaigoと同じメンタリティを持った人がネットに多く見られると言えよう。
そもそもホームレスはなぜ生まれるのか。
日本では住所が無くなったら人生を詰むのだが、お金があっても住宅を借りれなくなるケースが発生する。
身寄りがなくなると、連帯保証人や緊急連絡先を確保できなくなった時に住宅を借りれなくなってホームレスになる危険性があるのだ。
外国人の不法滞在に関しては技能実習制度が深く関わっている。
技能実習制度は現代版の奴隷制度とも言われており、転職の自由が利かない技能実習生は、就業先の不遇な扱いに耐えかねて失踪することがある。これが後に「不法滞在」と呼ばれるようになり、入管行きの案件となるわけだ。
技能実習生は日本へ来る際、多額の借金を負わされているケースが多く、国へ帰るにも帰れない状況となる。こうして追い詰められた失踪者は後に「不法滞在者」と呼ばれるようになってしまうわけだ。

メンタリストDaigoとウィシュマさん入管事件の一致性

自分は生産性で人の価値を決めてないと言えるか

メンタリストDaigoのYoutube投稿内容は「植松聖を思い起こさせる」として非難された。
人の価値を生産性で決める社会。
折しもメンタリストDaigoは婚活アプリwithの監修をやっているのだという。
ところで婚活市場というものは、そもそもからして生産性(カタログスペック)で相手の価値を測るものではないのか?

資本主義に生きる限り優生思想から逃げられない

果たして生産性で人の価値を決める社会が健全と言えるのかどうか。
道義的な問題はさておき、資本主義社会というのは「そういうもの」なのだ。

普段の仕事の場においても私達は常に「生産性」を求められている。
尤も、どれだけ勤勉に業務効率(生産性)を高めても、可処分所得(生産性)は上がらないのが今の日本なのだが、こうした社会に生きる我々は、一人一人が心の中に小さな植松聖を宿している。

日本列島というのは地球儀で見れば4つの大きな島と数々の離島で形成されているが、本土は北海道から九州まで線路で繋がれているのである。
日本で起きている諸問題も別々に見えて、実はレールで結ばれていたりする。
LIVE A LIVEの主人公オルステッドは最期にこう言った。

「誰しもが魔王になりえる」

資本主義社会に生きる私達は一人一人が小さな植松聖を持っている。
自分だけは違うとた他人事のように思うことなく、自己や社会と向き合って欲しいものである。

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優生思想   2021/08/15   センチュリー・大橋
タグ:資本主義
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