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Year 2024

Year 2024 一覧

「マスコミは嘘付きだ!」⇨「真実はネットにある」とする深刻な理由⓶

陰謀論にハマるネット民

一体ネット民は何故に陰謀論にハマるのか。
少なくとも陰謀論にハマるネット民はマスコミ嫌いが多い。
マスコミの報道に対して「こんなことではないはずだ」と言う思いがあるが、しかし対立仮説を立てたり検証を行うことは面倒くさい。
このため「自分の思いを代弁してくれるインフルエンサー」を探すのである。

当然、このインフルエンサーが言っていることも事実に基かないことは多い。
しかし「マスコミは絶対に嘘を吐いている」と言う確たる信念と「マスコミが嘘を言っていることの検証は面倒臭い」に加えて「この配信者は俺の思っていたことを代弁してくれている」と言う自体が重なった時、実は「真実などどうでも良くなっている」のである。
そして行き着く先は陰謀論である。

日本でも産まれる派生アノン

アメリカではQアノンと呼ばれる陰謀論者達の存在があるが、日本でも様々な「アノン」が存在している。
共通しているのは「マスコミが嫌いだ」と言うことと「自らは検証をしたがらない」と言うことである。
また、検証は単に「面倒」なだけではないのかも知れない。
「検証した結果としてマスコミが正しかった」と言うことも充分起こり得るのである。

マスコミが正しかった場合、自らのアイデンティティが崩壊する危険性があることもまた、反証の検証を行わない理由なのかも知れない。
そんな彼らが⚪︎⚪︎アノンに堕ちて行くのは必然と言えば必然なのだろう。

マスコミ否定がもたらす事実否定と反知性主義

尤も、マスコミ否定の為に検証活動をしたとしても、ある程度はマスコミの方が正しいことが多いのである。
と言うのも、マスコミは仮にも「現場」に行き、取材を通して「現実」に触れていることが多いのであるから、ある程度は正しいことが多いのだ。

そのため、マスコミの反証をしようと思っても簡単ではなく、それ故に反証のための検証はとても面倒になるのは無理もないことである。
しかし、それはそれとして「マスコミは違う」と言う思いも止められないことで、自分の中の「真実はこうなっている筈だ」と言う思いを代弁してくれるインフルエンサーを見つけ、スパチャなどをやっている内に、どんどん引けなくなっていくのであろう。

無論、ネットの海から「真実」が見つかることなど殆どない。
少なくとも「政治」と言うジャンルにおいては…。

マスコミを否定するための手段としてのTwitter、Youtube。
そこには取材もデータの収集も検証も何もない。
その行き着く先は反知性主義のそれであり、事態は深刻である。

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ジャーナリズム   2024/12/21   センチュリー・大橋

「マスコミは嘘付きだ!」⇨「真実はネットにある」とする深刻な理由⓵

ただのマスコミの逆張り

写真:大阪港のフリー写真素材より

東京都知事選挙で暇空茜が11万票獲得し、兵庫県知事選挙で斎藤元彦氏が再選する背景には、マスコミの影響力の低下が考えられる。
尤も都知事選で勝利した小池百合子氏はテレビの女王であるが、斎藤元彦氏の勝利は折田楓氏の尽力などによるネット戦略は、大きく影響していることが見て取れよう。

それにしても昨今の世論の中で恐ろしいものの一つが「マスコミ悪玉論」である。
勿論マスコミを疑うこと自体は悪いことでない。
問題はマスコミを疑う対象としてネットを信じることである。
こうして生まれるのが「思考なきマスコミの逆張り」である。
これがなかなかに深刻だ。

マスコミ悪玉論で思考停止

マスコミ悪玉論を掲げても、その為の材料として自ら取材に出かけ、データを集め、分析をするのならまだ良い。
当たり前だがマスコミが正しいとは限らないからだ。
しかし、自ら検証する工程を飛ばし、ネットに飛びつくのはプロセスとして間違っていると言わざるを得ない。
マスコミの報道が間違っているというのであれば、その反証としては「検証」と言うプロセスを経ねばならない。

ところが多くのネット民にとって面倒なプロセスが正に「検証」である。
検証には大きな労力がかかり、そのプロセスは三現主義に基いていなければならない。
しかし、ネットを前にし、マスコミの報道と言う名のコンテンツを消費しているに過ぎないネット民にとって、正に面倒なプロセスが検証である。
検証はとても面倒だ。
だからやらない。
その代わりとして「ネットで自分の意見を代弁してくれるYoutuber/インルエンサー」を探すことになる。

マスコミ嫌いも自分で動くことと考えることは放棄

TwitterやYoutubeなどでネットメディアが当たり前になり、反マスメディアの感情だけが突っ走ると、気がつけばインフルエンサー信仰の出来上がりだ。
このインフルエンサー信仰は厄介なところとしては、信仰者側のリスク回避行動としてのインフルエンサー信仰がある。

インフルエンサーが生まれるプロセスはよく分からないものであるが、一旦インフルエンサーになれれば大きな収益を生み出すことができる。
例えネットと言えども、何かを発信するのにリスクはつきものだ。
批判されるリスクも負うし、時には個人情報を探られるリスクも負う。
インフルエンサー依存者にとってもノーリスクで自分の意見を代弁して貰えるのだから、これが深みにハマるのである。

検証と言う面倒なプロセスはカットしたい。
そしてリスクを負わずに自分の思ってることを拡散したい。
そうなった時、ネットのインフルエンサーは間接的に自分を肯定するための存在となり、やがてハマることになるのが陰謀論である。

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ジャーナリズム   2024/12/15   センチュリー・大橋

衆院選2024:日本共産党は何故大惨敗を喫したのか⓶

支持者の高齢化が深刻な共産党

写真:金沢市のフリー写真素材より

では自民党が票を落としたのは何故なのか。
これについては「わからない」としか言いようがない。
ひとつ言えば、高市早苗が総理大臣にならなかったことが、票を落とした要因とは言えそうだが、そうした面々は自民党から日本保守党や参政党に鞍替えしただけであり、大勢に影響を及ぼす程ではない。
それは裏金発覚も同様で、裏金自体は田中角栄が総理大臣をやっていた以前から続いていたことであろう。
残念ながら日本人は法律を重んじる民族性ではないので、裏金自体も多くの日本人には「なんか知らんけどアカンことなんや」と言う程度の認識しかなく、1つ1つの事例は大勢に影響を及ぼすものではないのだ。

しかし、共産党惨敗に関しては以前から存在していた深刻な理由がある。
それが支持者の高齢化である。

政策だけで選挙は勝てない

政策だけで選挙をできたら、恐らく共産党は多数の議席を確保できるであろう。
しかし、選挙結果が示す通り「政策だけでは選挙は勝てない」のである。
寧ろ選挙など「政策以外の面で9割が決まっている」と言った方が正解だ。
これが共産党の支持者には良くわかっていないのである。

少なくとも共産党とその支持者達は「政策が良ければ勝てるはずだ」と言う考え方は一貫して変わっていない。
言ってはなんであるが、彼らは選挙や政治をエンターテイメント化する力に欠けているのである。
確かに彼らは高潔な考え方の持ち主が多いのであるが、悪く言えば潔癖志向であり、宗教や哲学の話はできてもJ-POPやK-POP、サブカルや韓流コスメなどの話はできないのである。

少なくとも現役世代から見て「コイツ話しても面白くなさそう」と思われているのであり、れいわ新選組の得票と比較すれば、そういう面も出てしまっているのだ。

  れいわ 共産
北海道 177,620 169,799
東北 271,855 223,409
北関東 419,511 354,915
南関東 472,519 437,724
東京 451,865 498,565
北陸甲信越 216,659 181,910
東海 506,112 334,599
近畿 557,899 649,195
山陰・山陽 173,622 149,218
四国 95,973 88,224
九州・沖縄 461,425 275,408
合計 3,805,060 3,362,966
候補者数 19人 214人
1人当たり得票数 200,266.32 15,714.794

反面、れいわ新選組は山本太郎からして元芸人であるし、大石あきこも「芸ができる(話したら面白そうな)オバちゃん」なのである。
もう一つ、共同代表として大石あきこを選んだのは今になって非常に大きく作用しており、入院中で表舞台に出れなかった山本太郎に代わって見事に芸をやってみせた。
山本太郎が殆ど不在の中で9議席(かつ当選率47%)を実現できたのは、れいわ新選組が成長途上の組織になったと言っても良い。

支持者が高齢化して衰退途下にある日本共産党は皮肉にも、現在の日本の有様を表す組織となってしまっており、発展の見込めぬ組織として現役世代は共産党を捨てて、れいわ新選組に流れ込んだと考えて良いだろう。

現代化が遅れた組織改革をできるのか

最近の共産党のポスターは少しずつ現代的にカスタマイズされてきてはいるが、しかし組織として根本的に現代化が立ち遅れていることは否めない。
214分の8人しか当選できず、供託金4億円没収という痛手を受けているのは、残念ながら事前の分析の不足も否めない。
れいわ新選組という対比を前にした時、たった1議席の差でも様々な意味が含まれる1議席差になっている。

現在の支持者の顔ばかり見ていては衰退し、滅亡あるのみである。
現存する政党としては日本で一番長い歴史を持つ政党であるが、次の100年を迎えるには大きな構造改革をせねばならず、党として存続するためには「政策以外の面をどのように強化するのか」と言う発想が肝要だ。

政策だけでは選挙に勝てない。
高潔さだけでは人は寄りつかない。
それが理解できない限り、共産党は15年以内には滅亡するであろう。

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ジャーナリズム   2024/10/31   センチュリー・大橋

衆院選2024:日本共産党は何故大惨敗を喫したのか⓵

衆院選2024で惨敗した共産党

写真:金沢市のフリー写真素材より

選挙の結果というのは報道のされ方がだいぶ異なるもので、自民党の減った議席数によっては「自民党惨敗」と書かれることは多い。
衆院選2024でも自民党が惨敗と書くメディアは存在するが、60議席減ったと言っても最大派閥であることに変わりはなく、偽装:無所属であった萩生田光一や西村康稔は当選後、すぐさま会派へ復活した。
惨敗どころか、せいぜい辛勝程度でしかなく、負けてすらいないのに負けている扱いである。

その一方、明らかに惨敗とも言える政党は存在する。
それが日本共産党である。
数字にするとわかりやすいが、214人の候補者を立てて獲得した議席は8なのである。

現役世代から期待されていない

衆院選2024における共産党の悲惨な状態とは裏腹に、議席を伸ばした左派政党は存在する。
れいわ新選組は議席獲得数こそ9席であるが、擁立した候補者は19人しかいないのである。

単純議席数で抜かれた共産党であるが、当選率で見ると3.7%と47.3%で凄まじい差が開いていることがわかる。
また、得票数においても東京ブロックと近畿ブロック以外において、れいわ新選組は共産党を上回っており、殆どの地域において勢力が塗り替わる勢いとなっている。

これは何を意味するのか。
それは、れいわ新選組より共産党が期待されていないということである。

衆院選2024では自民党に期待しなくなった者が日本保守党や参政党に流れ込む自体が起きており、共産党に期待しなくなった者が、れいわ新選組に投票したと言って良いだろう。

確かに裏金を自民党の暴いたのは共産党の成果であるが…

今回の自民党の議席を落としたのは赤旗スクープにより、裏金が発覚したことが原因と見る共産党支持者は多い。
それ故にスクープを出した共産党の議席が伸びないのはおかしいと考える声が散見される。
だが、ジャーナリストとして出す成果が政治家として見込まれる期待とはイコールではないのである。

また、別の側面として「日本人は自民党の裏金が許せなかったのか」と言う疑問がある。
選挙結果を見る限りに於いて、依然として西日本では自民党の当選数は多い。
反面、東日本では立憲民主党の当選者が多く、東西で支持者が大きく分かれた選挙でもあった。

尤も、現在の自民党が薩長の系譜を辿っていることを鑑みれば、西日本で支持が多いことは全く意外ではなく、鹿児島で立憲民主党の当選者がいることが意外でさえある。
現実問題として山口県(長州)は自民党の独壇場であり、少なくとも西日本と言う面で見れば「裏金が許せなかった」と言う結果にはなっていないのである。

よって共産党やその支持者が思う以上に「裏金スクープ事件」は選挙結果には大きな影響は及ぼしていないと言うことが考えられるのである。

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    ジャーナリズム   2024/10/31   センチュリー・大橋

    暇空茜の都知事選11万票の快挙に見る非リア人間の鬱屈⓶

    6億円あっても婚活に失敗

    写真:大阪港のフリー写真素材より

    ところで暇空茜なる人物は何故ここまで支持を集めるようになったのであろうか。
    そのポイントの1つが「6億円あっても婚活に失敗した」ということであろう。
    6億円と言うのは資産としては充分余生を働かずに過ごせる金額ではあるが、しかしながら「婚活女子どころか頂き女子すら来なかった」と言うのが結果であったようで、恐らくこれが暇空茜自身の世間に対する復讐心の動機とも言える。
    暇空と対立する人間から見れば「頂き女子すら近寄らなかった」として揶揄する部分ではあるのだが、一方で彼を尊崇する人間にとっては「6億円あっても婚活に失敗したのに自分が結婚できるわけがない」ということの正当化材料にして、いわゆる「非リアであること」の連帯感が生まれるのだ。

    目の敵にされた石丸伸二

    都知事選では暇空陣営から目の敵にされたのは蓮舫と石丸伸二であるが、特に石丸伸二に対する非難が激しかったと言える。
    尤も、蓮舫支持者もまた石丸伸二を目の敵にしていたのであるが、取り分け石丸伸二が得意としていた戦い方がTikTokを使ってのPR戦術にあったことと無関係では無かろう。

    TikTokはどちらかと言えば陽キャ用のショート動画サービスであり、短い時間の中で感情に訴えかけることができたというのが、氏の強みである。
    しかし陽キャ向け動画サービスであることもあってか、恐らくこれが暇空茜の目に留まり、槍玉に挙げられるようになったのではなかろうか。

    尤も、この点は蓮舫陣営の支持者からも目の敵にされており、いわゆる「イメージ戦術だけで票を取った」と言われる要因にもなっている。
    少なくとも共産党と連携したことで今回の蓮舫支持者には共産党支持者も付いているが、共産党支持者はネット戦術が得意ではなく、立憲民主党としても今回の選挙でネットを上手く活用できなかったようである。

    もう一つ、石丸伸二が目の敵にされる要因として、やはり容姿の面は外せない。
    石破茂は石丸伸二を「おじさんぽくないイケメンで自民党にとって脅威である」と評している。
    奇しくも暇空茜と同じ41歳。
    イケメンと評され、リア充そうな石丸伸二に対し、非リア充の人間は思うところがあったのかも知れない。

    目的である石丸の票は減らせたのか

    少なくとも暇空茜陣営にとって最大の敵は石丸伸二であったと言えるだろう。
    41歳同士というのが奇妙ではあるが、方や婚活に失敗し、方や容姿に恵まれながらも選択的に非婚をしている。
    恐らく石丸のそうした姿が癇に障るのだとは思われるが、目的である石丸の票は減らせたのか。

    答えは否である。
    少なくとも暇空茜の支持層と石丸伸二の支持層は殆ど被らないと言って良い。
    どちらかと言えば暇空茜の支持層は桜井誠や田母神俊雄の支持層と重なる部分があり、保守分裂を起こしただけに過ぎない。

    ではもう1つ、石丸伸二を目の敵にする蓮舫陣営とその支持者はどうか。
    「石丸伸二さえいなければ勝てた!!」という思いはあろうが、それもまた過信である。
    石丸伸二に入ったであろう何割かは蓮舫に入ったと思われるが、せいぜい小池に入るか、投票率が下がるのみであり、小池百合子の当選は揺らがなかったであろう。

    選挙後、石丸伸二の少子化対策に「一夫多妻」発言があったが、一夫多妻が実現すると結婚できない男性は増加することから、やはり暇空茜の支持者には容認できないことではなかろうか。
    石丸伸二と暇空茜、41歳同士の戦いは別の構図として「リア充vs非リア充」の構図も兼ねており、結局のところリア充の勝利に終わることとなった。

    筆者から見れば暇空茜の11万票は予想より5倍多かったことから、自分の予想の甘さを反省させられるが、しかしして、石丸伸二に勝てなかったという点において最も納得しなかったのは、暇空茜本人かもしれない。

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    ジャーナリズム   2024/07/16   センチュリー・大橋

    暇空茜の都知事選11万票の快挙に見る非リア人間の鬱屈⓵

    ネットだけで11万票の快挙

    写真:大阪港のフリー写真素材より

    最初に言っておくと、暇空茜の得られる票数は私が想定していたより5倍多く、甘く見ていたと反省している。
    終始顔は出さず、政見放送に姿を現さず、街頭演説すらしない。
    こんなことで11万票も集まるとは到底思えず、彼の得票数は概ね彼のフォロワー数×日本における東京の人口比率0.1×東京都内の23区の人口比+αの0.7で見積もっていたのだ。
    31000×0.1×0.7で概ね21,700票と見ていたのだが、結果的には11万票の得票であり、本人の自覚とは裏腹に「大成功」と言って良い数字である。

    政見放送のYoutubeコメントには多くの批判が寄せられている。

    ❖暇空氏が何をしようが自由だが、政治家になるのであれば立ち絵を変更し、音声を変え紲星あかりと琴葉茜のイメージを穢さないでほしい
    ❖NHK党が大量に立ててる候補者の方がなんぼかマシなレベル
    ❖匿名希望に1400万人の生活任せられんでしょ
    ❖お金と時間と票の無駄遣い。そもそも当選する気なんかないでしょうよ。顔出す出さないはともかく、Xで一部の人間からチヤホヤされて、すっかりその気になって、同い年でスーパーエリートイケメンの石丸さんに噛みつきたかっただけでしょ。って、思われても仕方ないよね。

    多くの批判が寄せられているが、それでも11万票の快挙を成し遂げているのである。

    暇空茜と支持者の主従関係

    ところで暇空茜に投票した者は決まってX(旧Twitter)上に〖ひまそらあかね〗と書いた投票用紙をアップしていた。
    中には市役所職員に注意を受けた者もいるようであるが、これは一種の暇空茜に対する忠誠心のようなものの表れであるとも言える。

    というのも、暇空茜という人間は割とX上でブロックを行うことが多くあり、私自身も直接絡んだことは無いがブロックされている。
    尤も、直接関わる気は毛頭ないのであるが、暇空茜のXにおける手法は百田尚樹のそれとよく似ており、自分に反発する人間は政治思想が近しくともブロックをする

    つまるところ、暇空茜という人物にブロックをされたくなくば、彼への忠誠を態度で示さなければならない。
    この手法を百田から学んだのかどうかはわかりかねるが、百田手法と非常に近しいやり方を実施しているため、尊敬する暇空茜にブロックされないためには信心を示さなければならない仕組みなのである。

    百田尚樹と支持者には主従関係があるが、暇空茜とその支持者もまた主従関係があり、最早支持者というより「信者」と言った方が正しいかも知れない。

    暇空茜と支持者の共通の敵:マスコミとリア充

    暇空茜11万得票の秘訣というのは、恐らく彼を支持したクリエイターの影響力が大きいと見ている。
    それ相当に著名な漫画家が暇空茜支持を表明していたことから、暇空本人の拡散力以上に、クリエイターの拡散力の方が大きいと言って良い。
    加えて、桜井誠の票が10万票を割ったことから見ても、桜井支持層の何割かが暇空茜へ鞍替えしたことが見て取れる。

    桜井誠と暇空茜、この2つの支持層には大きな共通点が1つあり、マスコミ敵視とリア充嫌いがほぼ一致している。
    ところで桜井誠にはこれと言ってネームバリューのある人間のお墨付きが無いことに対し、暇空茜は杉田水脈など、一部のネームバリューのある人間からのお墨付きがあるところに違いがあろう。
    こうしたお墨付きを得た暇空茜の方に勝算があると踏んだ桜井誠支持層の半数以上が、暇空茜へ乗り換えたのではないかと思われる。

    「新たな共産主義」の延長にあるのが今の惨状である

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    ジャーナリズム   2024/06/23   センチュリー・大橋
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