横浜センチュリー

📰Side Beach Journal
下層ページタイトル背景

新着情報詳細

このエントリーをはてなブックマークに追加

衆院選2024:日本共産党は何故大惨敗を喫したのか

衆院選2024で惨敗した共産党

写真:金沢市のフリー写真素材より

選挙の結果というのは報道のされ方がだいぶ異なるもので、自民党の減った議席数によっては「自民党惨敗」と書かれることは多い。
衆院選2024でも自民党が惨敗と書くメディアは存在するが、60議席減ったと言っても最大派閥であることに変わりはなく、偽装:無所属であった萩生田光一や西村康稔は当選後、すぐさま会派へ復活した。
惨敗どころか、せいぜい辛勝程度でしかなく、負けてすらいないのに負けている扱いである。

その一方、明らかに惨敗とも言える政党は存在する。
それが日本共産党である。
数字にするとわかりやすいが、214人の候補者を立てて獲得した議席は8なのである。

現役世代から期待されていない

衆院選2024における共産党の悲惨な状態とは裏腹に、議席を伸ばした左派政党は存在する。
れいわ新選組は議席獲得数こそ9席であるが、擁立した候補者は19人しかいないのである。

単純議席数で抜かれた共産党であるが、当選率で見ると3.7%と47.3%で凄まじい差が開いていることがわかる。
また、得票数においても東京ブロックと近畿ブロック以外において、れいわ新選組は共産党を上回っており、殆どの地域において勢力が塗り替わる勢いとなっている。

これは何を意味するのか。
それは、れいわ新選組より共産党が期待されていないということである。

衆院選2024では自民党に期待しなくなった者が日本保守党や参政党に流れ込む自体が起きており、共産党に期待しなくなった者が、れいわ新選組に投票したと言って良いだろう。

確かに裏金を自民党の暴いたのは共産党の成果であるが…

今回の自民党の議席を落としたのは赤旗スクープにより、裏金が発覚したことが原因と見る共産党支持者は多い。
それ故にスクープを出した共産党の議席が伸びないのはおかしいと考える声が散見される。
だが、ジャーナリストとして出す成果が政治家として見込まれる期待とはイコールではないのである。

また、別の側面として「日本人は自民党の裏金が許せなかったのか」と言う疑問がある。
選挙結果を見る限りに於いて、依然として西日本では自民党の当選数は多い。
反面、東日本では立憲民主党の当選者が多く、東西で支持者が大きく分かれた選挙でもあった。

尤も、現在の自民党が薩長の系譜を辿っていることを鑑みれば、西日本で支持が多いことは全く意外ではなく、鹿児島で立憲民主党の当選者がいることが意外でさえある。
現実問題として山口県(長州)は自民党の独壇場であり、少なくとも西日本と言う面で見れば「裏金が許せなかった」と言う結果にはなっていないのである。

よって共産党やその支持者が思う以上に「裏金スクープ事件」は選挙結果には大きな影響は及ぼしていないと言うことが考えられるのである。

  • 「都の外郭団体が運営するメルシーの品揃えの悪い!!」

    ひぐらしのなく頃に:レビュー
    ジャーナリズム   2024/10/31   センチュリー・大橋
    PAGE TOP