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「僕と契約して理容師になってよ」QBハウスはキュウべぇハウスだった件⓶

大事なことは言わない

キュウべぇ:詐欺まがいの手口…鬼畜!!地上波でもキュウべぇの手口は詐欺まがいというより詐欺そのものである。
もしキュウべぇの営業に関心があるのであれば、まどか☆マギカのコミック版をお読みいただくと良い。
勿論DVDやブルーレイという動画で見るのも良いが、コミックとして文字にされた状態でじっくり読み込む方が良いと思うぞ。
キュウべぇは徹底して肝心なことを契約前には言わない。

QBハウスも同様である。
「僕と契約してQBハウスの理容師になってよ」
確かにQBハウスの店頭でお客さんの髪を切る理容師は、QBハウスの理容師である。だが、肝心なことである「QBハウスに雇用されている理容師ではない」と言う点は言わない。しかも社員ではなくフリーランス扱いという脱法行為であるが、そういう肝心なことは契約段階では言わないということである。

下流に行くほど詐欺的契約が多い

キュウべぇハウス‥・いや、QBハウスの可笑しな就労形態が出回ったのも、すき家の可笑しな業務請負契約にしても、最下流の労働者が割を食っていることが多い。セブンイレブンでも体調不良で欠勤をし、代役を立てられなかった高校生アルバイターに対し、ペナルティ(罰金)を取るという行動を取ったオーナーがいた。
実はコールセンターの派遣の仕事でも似たような事態を経験したことがある。
就労を開始し、いざ契約書が届いたと思って読んでみると、業務請負契約書が届いていた。最初に振り込まれた金額について明細を読んでみると「消費税」という項目があり、ただ私一人だけが書面の返送をしなかったのだという。
この時の派遣会社の言い分は「顧客との間で取り交わされた契約が業務請負契約だから貴方達は請負という扱いになっている」とのことであった。
言うまでも無いが、労働基準法では中間搾取は禁止されている。また、基本的にフリーランス(個人事業主)には定時は無いと思って良い。そもそも業務請負というのは時間に対して行うものではなく、成果に対して行うものだからである。
業務請負契約というのは、仕事の進め方や就労時間と言うのは受注者が決めるものであるが、実態として派遣(常駐)先の人間の指揮下に従わねばならないのに、業務請負契約を結ばせるというのは違法である。
しかし、下流の労働に行けば行くほど、こんな違法な契約をさせてくる企業は本当にある。

中高生の現代文で「まどか☆マギカ」を学習させよ

残念ながら下流の労働になればなるほど、法に逸脱した契約を結ばされる機会が多くある。
それでも魔法少女達とは異なり、我々が企業と労働に関する契約を結ぶときは、必ず書面(文書)で記録を残すはずだ。
その契約に関する書面から、書いてある日本語の文章を正しく読み、雇う側の意図を正しく詠まなければならない。それとできれば、転職時はある程度の貯金を備えておくことだが、出来るだけ下流の仕事には就かないことを勧めたくもなる。
何故すき家でQBハウスで斯様な脱法契約が行われるのか。それは騙せる労働者がいるからである。日本は法治国家では無い。法治国家でないからこそキュウべぇのような詐欺師的な者にとって、日本人は騙しやすくて手頃な鴨では無いかと思うぞ。
それにしてもだ、考えてもみれば、まどか☆マギカと言うのは非常に実生活で役立つことが書かれているのではないか。
現代文の教材としても実に向いているではないか。
言ってしまうとキュウべぇ自身が国語力の高い生物である。キュウべぇのような輩に騙されないようにするためには、やはり同等の国語力が必要なのだ。
少なくとも「吾輩は猫である」から夏目漱石が言いたいことを読み取るより、まどか☆マギカを読んでキュウべぇの悪意を読み取る方が、実生活で遥かに役立つと思われるが、如何か。
もしキュウべぇの悪意を適切に読み取れる人間が多かったら、QBハウスで偽装雇用契約を結ばされる理容師が少なく済んだのではなかろうか。

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  2022/04/16   センチュリー・大橋

「僕と契約して理容師になってよ」QBハウスはキュウべぇハウスだった件⓵

QBハウスはキュウべぇハウスだった

QBハウスはキュウべぇハウスだった
「僕と契約して魔法少女になってよ」
魔法少女アニメにはマスコットが付き物のようであるが、まどか☆マギカのマスコットほど憎たらしい生き物も他にはおるまい。
そのマスコットの名前はキュウべぇと言う。
このマスコットと契約したが最後、人生の破滅一直線である。
その悪辣な契約への道のりは詐欺に騙されないようにするための教材としても使え、あるいは魔法少女はキュウべぇとの契約をクーリングオフできるのかなど、家庭科の授業にも打ってつけな逸材である。

キュウべぇの仇名はQBとも呼ばれ、理髪屋のQB Houseになぞって「キュウべぇハウス」などと言ったりもするものであった。
しかし、QBハウスが本当にキュウべぇハウスだったなど、一体誰が想像したであろうか。

契約が本気のキュウべぇ仕様

QBハウスの契約仕様はこうである。
 

QBハウスで髪をカットしている理容師は利用者から見れば間違いなくQBハウスの理容師である。
しかし、QBハウスに雇用されている理容師というわけではない。労働者はフリーランス理容師としてこき使われることになる。
労働者は労使契約が結ばれると(はず)と思ってQBハウス「社員」と契約を結んだはずなのだが、実際には「フリーランスとして」エリアマネージャーとやらと「業務請負契約」を結ばされていたということだ。
それ故に残業代も出なければ有給休暇も付与されない。まさにキュウべぇの仕様なのである。

同様の仕様はすき家でも…

悪しきQBハウスの業務請負契約であるが、同様の仕様はかつて、すき家でも似たようなことをやったことがある。
期間従事者と適切な雇用契約を結ばず、個人事業主としての契約を結ばせるということがあったのだ。
本来、シフトや時間で管理される個人事業主など有り得ないのだが、どういう理屈か知らないが、個人事業主契約を結ばせると言うことが往々にしてある。
特に個人事業主として契約させられる場合、ともすれば業務上の過失に対し、損害賠償を請求されるなども起こりかねない。
そう言えば関西転居時にガスを開けてくれたのも、大阪ガスの社員ではなく、個人事業主であった。
東京ガスはキチンと社員を派遣していたが、大阪ガスから派遣されてきたのは社員ではなく、個人事業主だったのである。
そう言えば大阪ガスのコールセンターは、こちらから架けて40分繋がらなかった。
すき家と言いQBハウスと言い、こういう事態が続くと、労働者に対する適正な処遇を行っているのか不安になるところである。
労働者に対する処遇が適正になされていない場合、サービスの質も雑になる。ひいては、消費者のダメージとなって返ってくるのである。

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就労形態   2022/04/16   センチュリー・大橋

3ヶ月も経たずに辞める新卒就職…企業分析が甘すぎただけでは?⓶

ブラックなら逃げた方が良いが

精華町役場の桜🌸
写真:精華町のフリー写真素材より

「新卒で入った子がもう退職した」
この退職した理由が「先輩社員が激務過ぎて全く休んでないのがヤバくて辞めた」というような理由であったなら、会社側に非があると言えるだろう。
高学歴な人間の入る大企業の三菱電機や電通でさえブラックな企業なのだから、中小企業ともなればブラックに当たる確率は高くなる。尤も、だからこそ現場の人間やマネージャークラスが面接に当たる一次面接と二次面接は、企業側の様子はしっかりと見ておいた方が良い。
面接は応募者が評価される場ではあるのだが、一次面接や二次面接の担当面接官は生き生きとしていたかは見た方が良い。
最終面接は基本的に社長や役員との面接であり、この層は「仕事が好きでたまらない人達」が多いので、最終面接から企業を見抜けることは難しい。
だが「イメージと違った」という理由で辞めて行った人間に必要なのは、退職理由ではなく、入社理由をしっかりと分析しておくことが必要だ。
それを分析しなければ、また同じ失敗を繰り返すであろう。

入社前に思っていたイメージを書き出せ

転職と新卒はそもそも採用の目的が異なる企業も少なくない。
転職ならば、ある職域に特化した(スペシャリスト寄りな)人材が求められることが多いが、新卒に求められているのは「総合職(ゼネラリスト)」であることは多い。もちろん総合職に就くとも限らないが、いわゆる「こんな仕事が向いてるんじゃないか」とか「どの課長の下に付くのが良いか」など、企業側の判断で決めていくということである。
翌年卒の就活生が就労にどんなイメージを持つかわからないが、恐らくイメージ通りに行くことの方が、ずっと少ないであろう。
まして、どんな会社に入っても「正社員は覚えることが多い」というのはしっかり心得ておいた方が良い。もちろん雇用形態「正社員」でも実体は契約社員とさして仕事の質が変わらないこともあるが(雇用形態が単に労働ヒエラルキーを表すだけの会社)、覚えることはアルバイトなどと比べると、ずっと多い。
そして、一部を除き、大学で学んだことは殆ど活きないであろう。特に文系は法学以外、実務では殆ど役に立たない。単純実務能力は工業高校や商業高校の高卒就職者の方が高いことも有り得るため、そういうことも含めて「思い通りにはいかない」であろう。

「イメージ通と違った」
これで辞めるのであれば、逆に「入社前に持ってたイメージ」を具体的に書き出してみた方が良い。最低でも原稿用紙4枚分は書いた方が良いだろう。
新卒なら面接回数も3回以上あることが多いであろう。内定とて複数取るのが当たり前な世の中になっており、最終面接後も内定者面談(オファー面談)を行う企業は多い。入社後のギャップを少しでも減らすために内定者面談は設けられている。尤も、新卒の場合は企業側からの課題もあるかもしれないが。
入社したばかりなのに、もう辞めようと思っているなら、せめて入社前に企業に抱いていた具体的イメージを1600字以上で書き出すくらいはやって良い。1600字程度では少ないくらいだ。
少なくとも次の5点から分析は必要である。

⓵どんな風景で働くと思っていたか⇨実際は?
⓶面接を振り返って一次面接官や二次面接官は生き生きとしていたか
⓷どんな人と働くと持っていたか⇨実際は?
⓸何を決め手にその企業を選んだのか(そもそも決め手が無かったのか)
⓹何を実現したくて企業を選んだのか(そもそも実現したいことが無かったのか)

最低でも上記5点からは分析が必要で、かつ原稿用紙4枚以上である。
その中には「本当は大学の同級生が就職をサッサと決めて焦った」というのも入れた方が良いかも知れない。

確かに働いてみないとわからないことも多々あるが

こんなことを書いている私自身、決して良いキャリアを歩んだとは言えない。
高卒就職時はプラスチック製造の埼玉の町工場で1年半働き、佐川急便の下請け会社に3年間、内2年間は派遣会社の内勤と2足わらじを履き、東京でコールセンターを7年程度やったところで不安障害発症、川崎でSIerに転身している。
一度車載センシング案件に派遣され、常駐先の社員で転職したばかりの社員がいたが、彼は自動車整備士⇨自動車販売店⇨車載センシング事業参画という具合で、一貫して自動車に関わり続けて年収アップを実現していた。キャリアの軸がハッキリしていたのである。
キャリアの軸がハッキリしていることの大事さを学び、東京から大阪へ年収アップ案件へ転職し、底辺脱出に至ったのも、やはりこれまでのキャリアの掛け算によるものであった。
確かに実際に働いてみねばわからぬことは多々ある。だが、ゆくゆく転職するにしろ定年まで同じ会社へ留まるにしろ、新卒就職はその後のキャリアを形成する大事な一歩である。
「3年我慢しろ」などとは言わないが、辞めるなら「なぜその会社を選んだのか」はしっかり分析した方が良い。
今時点で辞めたくなったところで、その会社を選んだのは他でもない貴方である。仮に「どれだけ選択肢が少なかった」としても「少ない選択肢の中で選んだなりの責任」というものがあるものだ。
新卒就職など、どんな大学を出たところで1年目は殆ど使いものにならない。企業側もそれを見越して採用しているのである。
「即戦力でなくても良い」
これは殆ど新卒、よくて20代中盤までに許された特権だ。20代後半からはそうも行かなくなる。だからこそ「辞めたいから辞める」ではなく、なぜその会社を選び、何を実現したくて就活していたのかくらい、詳細に分析して欲しいものである。
でなければ私のようにキャリアの回り道をし、底辺を彷徨い続けることになるだろう。

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職業選択   2022/04/09   センチュリー・大橋

企業は外国人正社員比率を最低1割は達成せよ:日本人だけで固まっても会社は変われぬ

読売新聞の古い記事だが、パナソニックの子会社において、人事担当者のパワハラにより、内定者が自ら命を絶ってしまったことが報道されていた。
少子高齢化が進む日本では若者の命はこれまでにない貴重な存在であるのだが、果たして何故こうも日本の企業はこうもブラックな文化を変えられぬのか。
テレワークが浸透しないこともそうであるが、いかんせん日本企業では昭和のオヤジが強すぎており、いつまで経っても日本は昭和に付き合わされるという地獄に陥っている。
未だ賃金は横這いであり、1人当たりの所得は韓国に抜かれてしまったのだ。尤も、韓国は日本より失業率も高く、残業も多い国であるから、それなりにあちらもブラック企業は多いと見るべきだろう。
しかし、それにしても日本の企業はどれだけ報道で長時間残業やパワハラ体質をバッシングされても、全く学習している様子が見られない。
なぜこうも学習しないのか。いや、もしかしたら学習の必要が無かったのかもしれない。

日経225の正社員になるのはゴール地点

なぜこうも日本企業はブラックな文化を維持できるのか。それも中小企業ではなく、仮にも東証一部で上場している企業の子会社でだ。
これは今の日本人のキャリア観が大きく関係しているかもしれない。
日本人は会社に不満はあるが辞めたがらない
リクルートワークス研究所が行った5ヵ国リレーション調査の結果は悲惨なものだった。
このグラフを端的に言うならこうだ。
「日本人は仕事に不満が多いし職務に満足をしてないが会社は辞めたくない」
つまり「会社にぶら下がり続けること」が目的下し、正社員になることは通過点ではなくゴール地点なのだ。
まだまだ転職しながらのキャリアアップが一般的ではないのか、新卒カードが偉大過ぎるのか、日本人にとって日経225への就職はスタート地点ではなく、ゴール地点になってしまう。かつ日経225の主要企業は新卒入社が最大にして最後のチャンスとも言える状況になることから、ここをしくじったら後が無いという気持ちになるのかもしれない。
本来なら就活というのは企業と就活生は対等の立場であることが理想だ。お互いに雇用関係が無い間は上下関係も当然あるはずもなく、企業側が「ウチの会社のやり方が気に入らないなら辞退してくれ」と言えば「ああ、じゃあ辞退してやるよ」と言えるのが健全だ。だが、パナソニック産機システムズの件は、そうはならなかったのだ。

外国人材がいつかないような企業はお先が暗い

これから少子高齢化を加速させていく日本は嫌でも外国人材に頼らねばならないのだが、少なくとも外国人材を定着させるには昭和のオヤジ的な価値観は通用しない。そもそも日本人とはキャリア観が異なるのであるから、日本人に対して行えるパワハラなんてやろうものなら「わかりましたサヨウナラ」とお別れされるだけである。
ある意味、外国人に優しくない職場というのは、本来日本人にも優しくないと言って良い。
日本人は正社員がゴール地点になっているが、外国人は正社員=ゴールというわけではないので、定着させるためには働きやすい環境、適正に人材を評価する制度、キャリアを形成できる仕組みが必要になる。
具体的には収入をアップできるかどうか、であろう。日本人みたいに「お客様の笑顔を自分の喜びに」などと言った胡散臭い言い分は通用しない。スキルが身に付き、確かな収入のアップに繋がる組織と思えなければ、より良い条件を見つけて転職されるだけである。
日本人だけで固まる場合、そもそも日本人のゴール地点が正社員になることであることから、別段企業改革などせずとも社員は辞めることは無かった。正社員という地位を維持するためには、昭和のオヤジ的な価値観に染まっていくことが、組織にぶら下がるための最善だからだ。だが、これでは生産性はいくら経っても上がるまい。
ただでさえデジタルトランスフォーメーションも求められる今の時代、昭和のオヤジから脱却できなければ日本の衰退は加速するだけである。昭和のオヤジからの脱却には脱却せざるを得ない物理的環境を整えるのが一番だ。どの道、デジタル戦略を組んでいくなら、海外の先進事例などは学ばねばならなくなる。ITに関する一次ソースは多くが英語なのだから、必然的に外国人材の登用は必要になるだろう。
労働改革もデジタルトランスフォーメーションも日本人だけで革新を起こすことはできぬ。外国人材を最低1割は登用し、昭和のオヤジ的な要素を破壊していかなければ、今後も日本企業は変われることなくブラックな労働を続けていくだろう。

ITビジネス関連

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就労形態   2021/05/30   センチュリー・大橋
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