35歳定年説が崩壊したか否かかはさておきSESから脱却するなら今である⓶
👕今の転職はブーム感も否めない
いくら転職が盛んと言っても、今の転職市場はあくまでもブームである感は否めない。
少子高齢化により、企業側も選り好みを出来なくなる傾向は続くと思われ、その園長としての35歳転職限界崩壊説の成立は有り得る。
ただ、それが能動的な意味合いで行える転職かどうかは話は別であるが。
「35歳転職限界説がもはや過去の遺物となった訳」という東洋経済の記事も、よく読めばメインはDX人材であるという事が垣間見れる。
尤も、DXも言葉だけが一人歩きしていて、大半の組織に「なりたい変革のあり方」は見えていない。
即ち[DXに当たってどんな人材が欲しいかの実像は企業側もよくわかっていない]という事でもある。
一方で、ITスキルのある人材が欲しいという点は変わらない。この点では、今チャンスを掴める人間は確かにいる。
🏢SESから脱却するなら今のうちである
DXブームにおいて、企業から求められるのは言うまでも無くITスキルの高い人間である。
ITスキルが高く、社内調整力がある事が多くの企業で求められるだろう。
この意味では、チャンスを得られる人間は確かにいる。
今SESでくすぶっている人間などは、DXブームのうちに転職をした方が良いだろう。
「転職を考えた方が良い」でなく「転職をした方が良い」である。
さぶれSMBCソースコード流出事件により、SESには何年働いても賃金上昇は無いのは可視化された通りである。
勤続20年でも昇給なし。東京で年収300万円など、とても文化的な暮らしは期待できない。
収入を上げるには転職しかない。では転職のチャンスはいつでもあるのかと言えば、そうではない。
SESから脱出するチャンスを掴めるか否かは時期を問わず、本人のSESを卒業したい意志と行動が第一に必要な事ではあるが、その出口が広いのはDXブームである今がチャンスとも言えるだろう。
💻DXの旗振り役はいなくなった・・・
しかし、どれだけ長く見てもDXブームが続くのはは2025年が限界であろう。
大阪万博を控えた2025年。ちょうどこの年にWindows10のサポートも終了するが、2026年には特需も終わり、DXブームは人知れず終焉を迎えると見ている。2026年を機に35歳転職限界説が復活しても不思議なものではない。
元々デジタル庁は菅義偉時代に作られたものだ。岸田政権に変わってから、政権のDXに対する意欲はあまり感じられない。
西村博之、牧島かれんの議論を見ても分かる通り、現政権には本気で日本のIT企業を育てようと言う気概は感じられない。
旗振り役である菅義偉が退陣してしまったため、DXブームの終焉は早くなったと見るのが妥当であろう。
それ故に転職(SES卒業)の決断は早い方が良い。
それこそGreenやGeelyなどを使って早めの年収アップ転職を実現しておいた方が良いぞ。
尤もGeeklyと言えば割と「本気で転職を考えていない段階からアプローチがしつこかった」などと言う評判も聞いた事があるが・・・。
いくらDXブームとは言え、実際にSESから卒業できるか否かは自分の行動次第である。
行動せずに現状維持に甘んじるか、行動して年収アップに繋げるかは自身の自由である。
ただし、少しでも現状維持はマズいと思う気持ちがあれば、ブームは利用しておいた方が良い。
転職した結果、必ずしも良い結果になるとは限らない。SESを卒業した後の方が、何かとコミュニケーション能力も必要だ。
だが、この先、少子高齢化によって社会保険料なども上がる事を考えると、早めにSESを卒業して年収アップを実現した方が良いことは確かではないか?
現状維持してジワジワと追い込まれていくのか、それとも転職して年収を上げて、少しでも将来の不安を軽減させるのか。全ては自身の選択によって決めることである。